第九十二 地龍との戦い
*前回のあらすじ*
地龍襲来!!!
***
「巨大な……」
足から雲を噴出させて、空中を自在に動き、撹乱しつつ雲を大きくする。
「雷雲の拳!!!」
地龍の胴体をぶん殴る。
しかし地龍には効いた様子はない。
地龍からの反撃を全力で避け、一時撤退する。
「やっぱり効かないか。弱点を重点的に攻撃するしかないな」
「そうだよな。どこを攻撃すればいい?指示をくれ、クモ」
「そうだなぁ……首か、頭だな。怪我すんなよエレン」
「あぁ、任せておけ。一番の火力は俺だからな」
エレンの強打が一番火力があるだろう。
他の人達は避難誘導や、怪我をして動けなかったりする。
俺達と一緒に来ているランクAのガッセルとランクBのオアシスとランクCのチクラはコードの護衛で動けない。
地龍の相手をしているのは俺達のパーティーと兵士さん達だけだ。
その兵士さんも住民の避難を主にやっている。
レルも手伝いをしている。
援軍が来ないのは抑えれているからだ。
抑えているのでそのうちに避難を完了させるのだ。
つまり、俺達の役割は時間稼ぎだ。
「とりあえず殴り続けるぞ!」
「おう、では……」
エレンはまたまた踏み込み、飛ぶ。
「行ってきます!」
「クモ、足場を頼む」
「行け、トウカ!」
雲で足場を作る。トウカが駆け出すと地龍が反応した。
地龍の回復速度は少しだが落ちている。
体力を使えば使う程回復力は落ちる。
その中でもトウカの攻撃は効いている。
龍の力を持つ刀を使っているのからなのか。それとも他にあるのか。
エレンの一撃をくらいながらもトウカから目を離さない。
前足を上げトウカに向かって殴りかかるが、リバーの魔力によって止められる。
トウカがその隙を逃すわけなく、地龍の首を目掛け跳躍する。
「闇太刀一の型……」
闇を多くだし、刀が大きく見える。
「一閃!!!」
振られた刀に深く切られ、血飛沫が飛ぶ。
深く切られた首は直ぐに再生するが、地龍は後退する。
「攻撃が効いてるな」
「まだまだ行くぜぇ!!!」
エレンは飛び、首に向かって殴りかかる。
「強打」!!!」
地龍は首を唸らせて、エレンの拳を避ける。
「何!?」
「ヴヴヴァァァァァーーーーーーーーー!!!」
これまでの恨みを晴らすかの如く雄叫びを上げ、殴り掛かる。
「反転」
「ヴァ!!!」
自身の攻撃は見えない板に阻まれる。
「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ」
地龍のイラつき具合が分かってしまう。
めっちゃイラついてんな。
「ヴヴヴァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
地龍の咆哮は洞窟中を駆け巡る。




