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ノープラン 〜異世界冒険〜  作者: ジャガさん
いざ、"和の国"へ!!!
92/115

第九十プラン 地龍との戦いの前

〜祝九十話〜


*前回のあらすじ*

ブラッドは逃げ出した!


***


「地龍ゴルザームが封印から解かれた。早急に封印か倒す必要がある。とりあえず住民の避難を進める必要がある。冒険者ギルドにも依頼をする必要がある。

皆、早急に取り掛かれ!」

ドワーフのバインが指示を飛ばす。


「はぁ、くっそなんでこんな時に旅行に行ってんだよ、アグラ」

席に座り、ここには居ない人に愚痴をこぼす。

村長的な役割の人アグラは絶賛旅行中だ。

"人類国家"の王都まで行っている。

帰ってくるに時間がかかる。


「まぁ仕方ねぇか」

バインは気を取り直し、問題を片付けようと奮闘する。


***


地下四階


離脱して合流した。そして現状を伝えた。

「地龍ゴルザームが復活か……とりあえず指示が出るまで待機していてくれ」

「分かりました。気をつけてください」

「ありがとう。では行ってくる」

兵士さんが行ってしまった。


何しよう……地龍に対抗出来るように作戦を考えるか?

そんなことを考えているとレルが声を上げた。


「とりあえず、コードに話さないとね」

「そうなんだゾ!早速行くんだゾ」

「あぁ、そうか。じゃあクモとレルが行けばいいかな?後はここで兵士を待つって事で」

リバーが意見を出した。

まぁいいけど。


という事でコードの所に向かう。


***


「はぁ……なるほどね……そんなことがあったのか」

コードに報告をして、コードは頷く。


「そうだなぁ……危険があるがここに残るか。外にはブラッドって輩が居るかもしれない。なら兵士が居るここの方が安全だな。

そしてクモ達は地龍を倒して来い。死ぬなよ」

コードはそう言って俺達に戻るように言った。


「意外と呆気ないな。もっと言われるかと思った」

「そう?まぁ仕方ないし、ドワーフが死ぬのはコードにも不利益を伴うからね。守りたいんでしょ」

「そうかもな。にしても龍か。でかい相手だ」

「そうね。けど倒さないと先に進めない」

「そう言えば"和の国"を目指してるんだよな。ここを通ったら"仏の国"だろ?」

「うん。けどここを通らないと行けないよ」

「そうだな。倒すしか無いか。そしてブラッドにも借りを返さないといけない……」

ブラッドに殺された人の事を思うと怒りが込み上げてくる。

「クモ?」

「あぁ……強くならないと行けないな」

「……そうだね。地龍を倒すためにも」

「あぁ」

地龍との戦いは刻一刻と迫ってくる。

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