第八十三プラン 血の宴INドワーフの洞窟その三
*前回のあらすじ*
ブラッドとの戦闘開始
***
「守ってみてくださイ!!!クモォ!!!」
「雲の壁」
やはり、雲の壁は破裂する。どうしたらいい?どうしたら倒せるんだ?
体が破裂していた、俺もああなるのか?
クソ!やってやるよ!!!危険を覚悟で行くしかないか!
「巨大な雲の拳」
「反響」
簡単に拳を破裂させるブラッド。
近づいて殴るしかねぇ!!!
「加速する雲」
クラウチングスタートの構えから足を出すとき、足から雲を噴出させて加速する。
加速したまま拳を放つ。
「からの、「加速する雲の拳」
「おっト」
ブラッドはそれを難なく避ける。
「まだまだだヨ、クモ」
そう言いながらブラッドは短剣を二本取り出す。
「反響する剣」
ブラッドの剣が小刻みに振るえている。
振動なのだろうか?
ブラッドの魔力は何かを振るえさせるのか?
「来ナ、クモ」
「じゃあ行くぜ、「雷雲」
黒い雲を出し、腕に纏わせる。
そのまま全身を鎧のように纏う。
「雷雲の鎧」
「いいネェ、クモ!」
「雷雲の拳!」
拳を放つがやはり避けられる。
そのまま近づかれ、短剣が腹部に刺さりはしなかった。
剣は雷雲に防がれたのだ。
いや、実際は雷によって短剣からブラッドが手を離したのだ。
その隙を逃すわけなく、腹に拳を入れる。
追撃を入れようとするが、ブラッドは咆哮を放つ。
「ーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
「あぁ!!!クソがァ!!!」
ブラッドの咆哮は俺の耳を壊すなど余裕の威力を出した。
耳から血が出てくる。
耳の痛みに耐えながら、拳を振るうがブラッドには当たらなかった。
「いいパンチしてるネェ、クモ」
「何言ってんだ?聞こえねぇよ、バーカ。クソが……絶対に倒す」
「ふふふ、かかってくるのでス」
ブラッドは手をクイックイッと、挑発してくる。
「いいぜぇ、「雷雲の……」
手を合わせ、網を作る。
ブラッドは咆哮によって物を破裂させる。けど限界がある筈だ。ならされない程作ればいい!!!
「網!!!」
網はブラッドの上に広がり、落ちてくる。
それを何重にもして、作ってある。
壊せるものなら壊してみろ!ブラッド!
「いいネェ!けど甘いヨ!!!!!!」
ブラッドが口を思いっきり開いた。恐らく咆哮をした。
それと共に網も破裂していく。
しかし壊れていない網もあった。
隙が出来た。
上からは網。
横からは俺の拳でトドメを指す。
「巨大な雷雲の拳」
巨大な雷雲の拳はブラッドに向かって進んでいく。
ブラッドはニヤつき、口を開く。
「ーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
恐らく爆音だろう。なんせ俺にも振動が伝わった。
音なのに振動が伝わったのだ。
そのまま網と拳は破裂した。
周りの被害は甚大だ。どうする?どうすれば被害を抑えられる?
音を抑えるには……囲むしか無いか。
「覚悟しろよ、俺!!!行くぜ、ブラッド。「雷雲の……」
「来いヨ、クモ。次は何を見せてくれるんだイ?」
雲を用意してブラッドに近づき放つ。
「籠!!!」
雷雲によって周りからは遮断された、閉鎖空間を作った。
これによって音の被害を少しでも抑えてくれるだろう。
コイツは歩く騒音機だ。
抑えるか壊すしかねぇ。
「いいネェ、クモ。盛り上がってきたヨ」
「てめぇの声は聞こえねぇよ。てめぇのせいでな!!!」
戦いは閉鎖空間に場所を移した。




