第七十九プラン ドワーフの洞窟
*前回のあらすじ*
落雷が出来るようになった。
***
「はぁ……久々の外はいいんだゾ」
恍惚とした表情で空を見ている。
トウカが入院してから一週間とちょっと。
トウカは無事に退院して、"和の国"への道を進む。
それはそうと……
「どんどん進みますねぇ!!!もう街が遠くに見えますよ!!!」
「なんでお前がいるんだよ、フグサ」
「それは私は乗客として料金を払ったからですよ。ドワーフの洞窟と聞いて、行くことにしたんだよ。ドワーフの洞窟に行って武器を作ってもらおうかと思いまして」
ドワーフの洞窟は亜人のドワーフが主に住んでいる場所だ。ほかの種族もいるが珍しい。
"人類国家"オルヒルと"仏の国"ニョライのだ間に存在し、行路としてよく使われる。
そしてドワーフは加工技術が高いらしく、その武器は一級品らしい。
ドワーフの武器を求めてドワーフの洞窟に行く人もいるそうだ。
言わばドワーフの国いや、集落と言えるだろう。
「なるほどね。なぁ、レル。ドワーフの洞窟にはどれぐらいいるんだ?」
「確か、三日か四日だったかな?」
「そうか、ありがとう。そして膝枕」
「はいはい、こっちにおいで」
レルの膝枕を味わいながら俺バキ睡魔に押しつぶされた。
***
街を出発してから何回か野宿した後、デカい洞窟が見えた。
「なんだあれ……デカすぎたろ……」
その洞窟の大きさはビルンデの壁よりも高く、横幅も広かった。
洞窟の全体のイメージはポリバケツを地面に横に置き、地面に半分埋めた感じだ。
それがとにかくデカい。
「ほんとにドワーフが住んでるのか心配になってくる大きさだな」
「そうだね」
エレンの言葉にリバーが同意する。
「光とか入るんかな」
「気になるところそこなんだゾ?」
レルの零した言葉にトウカが突っ込む。
「これが……冒険……」
フグサは初めての冒険に興奮しているようだった。
「とりあえず、行きますか!!!」
「 「 「 「 「 おう!!!」 」 」 」 」
ドワーフの洞窟に馬車は進んで行く。
***
ドワーフの洞窟の地下。人気のない場所に数人の人影があった。
「行きましょうカ……亜人を絶望に染めるのでスゥ」
一人の狂人が動き出した。
狂人の見た目は顔は整っており、赤い修道服を来た女性だ。
赤い髪に、紫色の瞳。後ろには部下と思われる人が数人。
彼らは歩を進める。
自身の目的のために……。




