第七十四プラン "人類国家"最東端の街ビルンデその三
*前回のあらすじ*
フグサに勝ったぞ〜!!!
***
倒れたフグサを起こそうと体を揺する。
「うにゅ……うにゅー」
「起きろ、起きろや!!!」
「うにゃ!?なんだあんたか。ビックリさせないでよ」
「お前が倒れて気絶したから運んで起こしたんだよ。感謝しろ」
「感謝する理由が分かりませんが、ありがとうございます。じゃあ条件通りにご飯奢りますよ、好きなのを頼んで下さい」
「よし、早速頼むか、すいむぐ!!!」
糸が俺の口を塞ぐ。
糸の方を見るとレルが立っていた。
なんか怒ってない?顔が怖い。
「ねぇ、クモ。私言ったよね?
自分で勝手に決めがちだよねって?少しは抑えてくれる?
こっちが困ることがあるんだから」
「わ、分かった。気をつける」
自分で決めがちか……あんまり意識したこと無かったな。
「クモの事は自分で決めていいけどパーティーに関わる事は自分で決めないでみんなに聞いて!!!分かった?
今回もパーティーに関わることだよ?」
「?なんでだ?俺の事じゃないのか?」
「だってクモが怪我でもしたら困るでしょ?クモは大丈夫でも私達は困るの。分かった?」
「分かった」
「本当に?」
「本当」
そうか、今はひとりじゃないもんな。
俺一人じゃないからみんなの事を考えないと行けないな。
「まぁ、それは置いておいて注文するわよ」
「あぁ、そうだな」
この後みんなで飯を食べフグサの財布をスッカラカンにした。
***
宿でゴロゴロしていると、放送が流れてきた。
「緊急、緊急速報!!!サイクロプスが街に近ずいて来ました!!!冒険者の皆さんは冒険者ギルドに来て下さい!!!繰り返します!!!」
放送が街中に流れる。
サイクロプスとは十メートル位の人型の魔物だ。
街に現れたら大変なことになる。
急いでギルドに向かうか。
「クモ、行きましょう」
「あぁ、行こう」
「サイクロプスか、楽しみだ」
「大丈夫かな?」
「大丈夫なんだゾ。みんながいるから」
俺達は冒険者ギルドに向かった。




