第七十三プラン "人類国家"最東端の街ビルンデその二
*前回のあらすじ*
目と目が会ったらバトルみたいなことになった。
***
「なんで俺に?他にもいるじゃん」
「あたしはね、ここにずっと居るんですよ。なのであなた達が普段ここに居ないのは分かっているんですよ」
「なるほど、あんたは常連って訳か」
「まぁ、そうね。それであたしと戦いなさい!!!」
「なんでそうなる!?そうはならんだろ!!!」
「とりあえず戦いたいんだよ、手合わせしてくれる?」
「え〜、どうしようかな。……してもいいよ」
「いいの!?やった!!!早速「しかし条件がある」
「条件?」
「そう、条件。しかしそうだな〜じゃあ手合わせのあと飯を奢ってくれない?」
「いいよ、じゃあ早速訓練場に向かいましょう!!!」
手合わせをすることにした。
***
訓練場、そこはナンセの街とあまり変わっていなかった。
「早速戦いましょう」
フグサは歩き、距離を取る。
フグサは止まり、距離は十メートルくらい離れている。
「では合図をよろしくお願いします」
フグサが言ったのは冒険者のオッサンだ。
フグサの知り合いかな?
「では、手合わせを始めます。終了の合図はこちらで判断します。よろしいですか?」
「あぁ」
「わかった」
「では始め!!!」
オッサンの手が振り下ろされると同時にフグサは突っ込んでくる。
距離はあっという間に潰れ、拳の射程距離に。
速いが間に合う。
「雲の壁」
雲の壁を作り出し、距離を取る。
「邪魔だね!!!この壁!!!」
フグサは壁を殴り、破壊して突き進んでくる。
「まだまだぁ!!!「加速する雲の拳」」
「いいねぇ!!!この拳!!!」
雲の拳とフグサの拳が激突しお互いの拳が弾かれる。
「いいねぇ!!!次はこっちだ!!!」
足を踏み込むと同時に加速するフグサ。
間合いに入られた。
「オラァ!!!」
拳が顔面に入る。左頬を思い切りぶん殴られ、殴り飛ばされる。
「痛てぇな」
「まだまだだよ!!!」
「!!!」
腕でガードするがフグサの連撃は止まらない。
腹、顔、腕、あらゆる所に拳が入る。
このままだとヤバい。
一瞬でも隙を作らないと。
「オラァ!!!」
「雲」
拳を受けながらも体から雲を出して、視界を奪う。
「クソ、どこ行った?」
フグサは俺を見失ったようだ。
この隙に……前考えたアレを試してみるか
……ぶっつけ本番だけど。
集中しろ……硬い雲が出来たんだ。
なら今しようとしている事も出来る。
絶対に出来る。
絶対に出来る。
絶対に出来る。
バチバチとそんな音と共に光が放たれている。
視界が奪われたフグサに見えた閃光と音だった。
「なんだその姿は?」
クモの姿は黒い雲に覆われていた。
その黒い雲は雷を纏っていた。
「出来た、俺の新たな力だ。黒い雲。雷雲だ」
「新しい力か。試さないとねぇ!!!」
フグサはまた突っ込んでくる。
「雷雲の拳」
「オラァ!!!」
フグサとまた拳が激突するが弾かれたのはフグサの方だけだった。
「っ!!腕が痺れる」
「雷の力だ。まだまだ行くぜぇ!!!」
先程のフグサのように連撃を叩き込んで行く。
フグサはガードするが雷の力によるものなのか、フグサは倒れた。
「俺の勝ちだフグサ」
「勝者クモ!!!」
勝者のコールをしたのはレルだった。
俺はフグサとの手合わせに勝利した。




