第六十二プラン アグラ村その二
*前回のあらすじ*
アグラ村でトレント討伐の依頼を受けた。
***
トレントの森。
トレントは木に擬態して、姿、気配を消す。トレント自体は強くはないが、擬態能力が高く厄介だ。
今回の依頼を受けたメンバーは俺、レル、エレン、リバーそして何故かトウカがいる。
トウカ曰く、暇で、トレーニングしたいんだゾ、だと。
まぁ、人増える分いいんだけどね。
そして現在、トレントの森の中。
皆で円を作り、死角が内容にして、各々がカバー出来るようにしている。
トレントの討伐数は五だ。五体討伐すれば依頼達成で、それ以上すると追加報酬だそうだ。
「トウカ、トレントの気配は?」
「今のところないんだゾ。とか言ってたら」
木が急速に伸び、頭を貫こうとした。
トウカは難なく避け、刀で切る。
トレントだ。トレントがいる。
トレントは臆病な性格と言われる。
そんな奴らが目の前に来たんだ。
自信が無ければそんな事はしない。
恐らく周りはトレントだらけなんだろう。バレても問題ないような程の数が居るんだろう。
「トウカ、目の前の木はほとんどトレントだと思う、全て切れ!!!エレンも全て叩き折れ!!!」
「わかった」
「わかったんだゾ。「龍解」」
俺達は強くなった。
全員の基礎能力は上がり、次の段階に行けるように考えている。
トウカは型を身につけた。
いや、どっちかって言うと技だな。
五つの技を……型を身につけた。
エレンはマナ武装が戦闘中でも出来るようになったし、パンチの威力も上がった。
レルは新たな技を、新たな使い方を模索している。
リバーも新たな戦い方を模索しているらしい。
俺も新しい戦い方を模索している。
みんな模索中だが、成長はしている。
もしくは完成してもまだ発揮してないだけかも知れないが。
「闇太刀、一の型一閃!!!」
「強打」!!!」
トウカはこれまでの技、闇太刀一閃を放ち、木を切る。
エレンも拳を放ち、木をなぎ倒していく。
「このままだとキリがないんだゾ」
「そうだな。何とかならないか?」
レル、リバー達もトレント達を倒している。
リバーは直接攻撃する魔力では無い。
少しでも負担は無くしたい。
「わかったんだゾ。闇太刀五の型、限界突破!!!」
トウカは刀を回転させながら振るう。
闇太刀五の型、限界突破は簡単に言えば一撃目より二撃目、二撃目より三撃目と一撃繰り出す事に威力が上がる型だ。
しかしこの型はまだ分かってないことがある。
それは回転する事に威力が上がるのかというものである。
威力が上がるメカニズムが分かってないのだ。
いや、威力が上がるのはわかるのだ。しかしなんで上げれるのかが分からないのだ。
闇太刀の威力はトウカのマナの量によって上がったりする。トウカが使えるマナを限界まで使い、刀を振るってる時に、回転すると威力が上がったのだ。
それがこの型が出来るようになった出来事である。
そして分からないことろである。
百パーセント使ってるのに、なんで百二パーセント出せるの?回転すると百パーセントを超えたのだ。
それ故にこの型はどこまで行けるのかが分からない。
百二パーセントで止まるかもしれないし、百三十パーセントで止まるかもしれない。
まだ未知な事がある型である。
トウカはドンドン回転して、威力を上げて行く。
トレントを確実に葬っていく。
俺も負けられないな。
「加速する雲の拳」
「糸の針」
「強打」
「闇太刀五の型、限界突破!!!」
気がつけばトレントはいなくなっていた。
討伐の証を持って、トレントの素材を採取して、村に戻った。
これで依頼は達成出来るだろう。
俺達は無事に依頼を達成した。




