第五十四プラン ディスコード屋敷その四
*前回のあらすじ*
オアシスを撃破した
***
時は少し遡り、エレンが壁を破壊する少し前まで戻る。
保管庫の天井、レル、リバー、トウカの三人がいる。
三人は天井の裏でしゃがんで紙を囲んでいる。
紙は指示を出す時に書くためだ。
保管庫の天井に来るのにも時間がかかった。今のところ誰にもバレてないはずだ。
こちらは隠密に済ます必要かある。少なくとも刀を回収するまでは……。
音を立てないように、紙に書いて意思疎通をする。
紙は少し貴重なのだが、仕方ない。
「リバー、確認して」
「分かった」
リバーは静かに穴を開けて、保管庫の中を確認する。
保管庫の中を確認し終えたリバーが確認した内容を書いていく。
「部屋には二メートル位で、大きな剣を持った男が一人、他には黒い服を来た男達が四人いた。他は見えなかった」
「分かった。エレン達の合図があるまで待機しよう」
と書くとリバー達は頷いた。
***
しばらくすると、壁が壊れる大きな音がした。
エレン達が動き出した合図だ。
紙に指示を書いていく。
「リバー、中を確認して」
リバーは頷き、確認し、紙に書く。
「中には黒服の男が一人になった。大きな剣を持った男がいなくなった」
指示を紙に書き、準備する。
声を封じるために、猿轡の準備をしておいた。それを直ぐに出せるようにする。
「じゃあまずは作戦通り、私の糸で見張りを縛り、その後、もしくはその最中に刀をトウカが回収する。リバーは見張りが来るか見張っていてくれ。来たら伝えてくれ。さん、に、いち、で突撃する。準備はいいか?」
トウカ、リバーが頷く。
さん、に、いち……突撃!!!
「!!!」
天井から降りて、見張りに糸を絡ませる。
突然降りてきて見張りは驚いている。驚いている間に、糸は全身に絡みつく。
その間にもトウカは刀に向かう。
見張りは刀には行かせないと動くが、糸が絡んで、転けてしまう。
レルは糸を出し、手足を縛り、布を口の中に詰め込み、布で口を縛る。
これで身動きが出来ないだろう。
「レル、夜刀を手に入れたよ」
『助けて頂いて、申し訳ない……』
「いいんだゾ。私の力不足なんだゾ」
「よし、作戦完了だね。クモ達がいる、右側に向かうよ」
「うん」
レル達はクモ達がいる、屋敷右側に向かった。




