第四十六プラン ドラゴンハートウェポン
*前回のあらすじ*
キエェェェェ!!!喋ったぁぁぁーーーー!!!
***
「え!?刀!?刀喋ったの!?」
「お、落ち着いてください!?しっかり教えますから〜!!!」
トウカは自分以外の人達を落ち着かせようと、椅子から立ち上がった。
***
ズズ〜と、お茶を飲む音が部屋に広がる。
そしてコト、と皆が一緒に置く。
「それで、トウカ、ソイツはなんなんだ?」
と、刀に指を指す。
「え〜とね、なんて言えばいいのか、分からないんだゾ」
『それは私から話そう』
刀は流暢に話し始めた。
『私は特殊な刀なのだ』
「 「 「 「そんなん、話してる時点で……」 」 」 」
皆が一斉にツッコム。が、刀は無視して、話す。
『私の刀の名前はドラゴンハートウェポンと言われる物だ。
そのドラゴンハートウェポン達は七匹いて、その一体が私、夜刀だ』
「……つまりどういうこと?」
『え〜とだな、つまり……』
「夜刀は説明が下手なの!!!私が説明するんだゾ!」
『な、!そんなふうに思っていたのか……』
「ち、違うんだゾ、夜刀
そいうんじゃなくてだな……えっとだな……そう!口下手と言うやつだゾ!!!」
『そう、私は口下手なだけなんだよ、刀加』
「いや、意味変わってなくね?」
話が脱線して行った気がしたが、それしかツッコミ出来なかった。
「なんなんだよ、ドラゴンハートウェポンって!!!説明を求める!!!ただしヤト、テメーはダメだ」
『!?』
「え〜とね、昔、夜刀はドラゴンだったんだゾ」
「え!?マジ!?」
「マジだゾ。夜刀の種類のドラゴン達はそれぞれがある武器をモチーフにしていたんだゾ。例えば、刀とか。
そのドラゴン達はウェポンドラゴンと言われていたんだゾ。
そのドラゴン達は七匹いて、そのうちの一体が……」
『私という訳だ』
ヤトはドヤァと言いたそうな声で言った。
「けどなんで刀に?」
「私はちゃんと昔と言ったんだゾ。昔はドラゴンだったけど、ウェポンドラゴンはそれぞれがある人物に敗れて、武器になっちゃったんだゾ。
それが今の姿。ドラゴンハートウェポンと呼ばれる武器なのだゾ!」
「ある人物って?」
「"大罪魔女"が一人、虚飾の魔女、レイサと言われる人物だ」
また"大罪魔女"?にしてもなんで"大罪魔女"がドラゴンを武器に?
「なんで"大罪魔女"がドラゴンを武器に?」
「さぁ?わかんないんだゾ。そもそもそれが魔女がやったのか分からないんだゾ」
「?なんでだ?」
「夜刀の記憶で、出てきた人物の見た目で、それらしい事が出来そうな人物が、虚飾の魔女だったからだゾ。
つまりは予測だゾ。
合ってるか分からないが、名高い"大罪魔女"なら出来そうだゾ」
まぁ、記憶ならこの世界なら改竄出来そうだもんな。
「それで、なんでお前らが、怪我して道で倒れていたんだ?」
エレンが本題に戻した。ぶっけゃけ忘れてた。
「あぁ、それは商人達に襲われたんだゾ」
「襲われた?なんのために?」
「さっき話しただろう?ドラゴンハートウェポンのこと。商人達は恐らく夜刀が目的なんだゾ。なんせドラゴンが武器になっているんだ、その力はとてつもないんだゾ」
「それで戦って倒れていたと……けどなんで倒れている時、ヤトは回収されなかったんだ?」
「さぁ?なんかいたんじゃない?わかんないんだゾ」
「ねぇねぇ、トウカちゃんはドラゴンの力がある武器を持っていたのに、なんで倒れたの?それ程、武器を使うのが難しいの?」
レルがトウカに質問する。
確かにその通りだ。ドラゴンの力があるならば、商人達を蹴散らすことも出来そうなのに。
「それは……自分の力が未熟だからだゾ。
ドラゴンハートウェポンはドラゴンが認めた人しか使えない上に、ドラゴンの力を解放出来るのは使用者のマナの分だけなんだゾ。
だからドラゴンの本来の力を使うにはドラゴンと同じくらいマナがなければならないんだゾ」
「ちょっと待ってくれトウカ。ドラゴンに認められた人しか使えない!?じゃあ商人達は刀を奪っても意味が無いんじゃあ……」
「そうなんだゾ。夜刀が認めないと、夜刀を振るえないんだゾ。
まぁ、実際には夜刀のマナと相性が良いかで決まるんだゾ」
「そうなんだ。ちなみに相性が良い人数はどれぐらいいるものなの?」
『多分だが、完璧に使いこなせるのは世界で十人位じゃないかな?しかもこれは七匹のドラゴンの場合だ。
私一人だと、一人かいても二人。』
「 「 「 「すっくねぇぇぇ!!!」 」 」 」
そんな声が部屋に響いた。




