第四十三プラン 人との出会いは更なる出会いを呼ぶ
*前回のあらすじ*
屋根で寝てたら怒られた。
***
夕日が顔を出している。そろそろ帰るか。
「エクス、俺はそろそろ帰るよ」
「そうか、次からは屋根の上で寝るなよ」
「分かったよ。またな」
「あぁ、またな」
俺は屋根の上から降りて、帰路に着いた。
昼寝したから夜寝れるか考えながら道を歩いた。
***
「これ包丁で切って」
「ほ〜い」
なれない包丁を使い、食材を切る。
今俺は夕食を作るのを手伝っている。ダラダラしてたら手伝えと言われ、手伝っている。
家に着き、夕食を作るのを手伝っていると、ドアが開く音がした。
まだ帰ってきてないのはエレンとリバーだ。どっちかが帰ってきたのかな?
「俺、玄関見てくる!」
「あ、ちょっと!」
玄関に行くと、知らない人を抱えたエレンとその横には知らない人の荷物だろうか?刀を持ったリバーがいた。
「「ただいま〜」 」
「ただいま〜じゃねぇよ!!!誰その人!!!誘拐!!!誘拐なの!!!エレンそんな趣味があったの!!!」
「違ぇよ!!!怪我していて、道で倒れていたんだ。だから一度、面倒見た方がいいかなって」
「そんなん警察にお願いすればいいだろ?人を持って警察に道で倒れていたんですって」
「そんなんやって見ろ、怪しまれるに決まってる」
「今も大して変わってないよ!!!」
叫んでいたのが、レルにも聞こえたのか、ドタドタと足音が聞こえた。
「どうしたの?そんなに叫んで」
玄関をレルが見た瞬間、足元から崩れた。
「アワアワアワアワ、エレンがががが、そ、そんな……そんな趣味をしていたなんて……」
「断じてちがーーーーーーう!!!!!」
エレンの絶叫が玄関で木霊した。
***
リビングで、エレンの話を聞いていたのだ。レルはお茶を飲み、机に置く。
「ふ〜ん、成程ね。保護したいと」
「せめて、怪我が治るまでは……」
「分かった。じゃあ誰が彼女の面倒を見るのよ」
レルの質問に、声を絞り出すような感じでエレンが答える。
「……レル」
「なんで私よ!!!エレンがすればいいじゃない!!!」
「見た感じ、女の子だし……レルが見た方がいいと思うんだ」
確かに、見た目は女の子だ。長く、黒い髪。顔は整っていて、胸も少し膨らみがある気がする。
「て言うか、誘拐だって、彼女が暴れたらどうするの!!!それで滅茶苦茶強かったら!!!」
「その時はその時だ」
「無計画!!!」
「まぁまぁ落ち着いて、レル。最悪、目が覚めたらでいいじゃん。その後は自分で何とかしてもらうとか」
「…………そうだね。何かあったらそうするわよ。とりあえず、ご飯食べましょうか。後、作ってる時に勝手に動いた、クモ。後で覚えておきなさい」
俺は背筋がゾッとしながらご飯を食べることになった。




