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ノープラン 〜異世界冒険〜  作者: ジャガさん
王都
35/115

第三十五プラン 幽霊の守りごと《ゴーストルール》その二


〜祝35話〜


*前回のあらすじ*

墓場を荒らした。エレンが。


***


「ねぇねぇ、見てよエレン。見事に破壊されてる」

レルがエレンにダメージを与えている。きっと借金になりそうだから、今の内からダメージを与え、借金返済を素早くさせる為に……レル恐ろしい子。

ちなみに俺は未だにレルにおんぶされた状態だ。

そしてレルの髪の毛がいい匂いする。これが……女の子の匂いってやつか…………ずっとクンクンしていたい。


「ねぇ、クモ。そろそろ降りてもらっていい?」

「…………嫌です」

「なんで嫌なの?」


正直に答えるか悩んだが、ここは正直に応えよう。

「…………いい匂いだからです」

「そうですか、降りてね、てか降りろ!!!」

レルが糸を使って降ろそうとしてくる。俺は雲を使って捕まる。


「嫌だね!降りてたまるか!むしろずっと匂いを嗅ぎまくってやる!!!」

「やめろォ!!!セクハラで訴えるぞ!」

「うるさい!!!レルがいい匂いなのが悪い!!!」

「逆ギレ!?」

「あの〜、すいません」

俺とレルが戦っていると声がかけられた。

そちらを見ると、水色の髪の毛をツインテールにしている少女の()()がいた。


「なんですか?」

レルが少し不機嫌そうに聞く。


「あの、ここのルールを知らないんですか?」

「ルール?」

「そうです、ここの墓では幽霊を倒すと、()()()()()()()

「えーーーーーーーーーー!!!!!」

「そうなの、幽霊を倒すと、幽霊になるのよ」

幽霊を倒したエレンの方を見ると、なんとも無い。


「あれ?なんとも無いじゃないか」

嘘だったのか?そう思いながら幽霊の方を見ると手にはマナが集まっていた。魔法か魔力か。少なくとも攻撃する物が見えた。


「うふふ、おバカさんね。そんな訳ないじゃない。くらいなさい、「幽霊の泣き声(ゴーストクライ)」」

ツインテ幽霊の両手から、大量の斬撃が飛んでくる。

咄嗟にマナ武装でガードしたが、完全に防ぎ切れるわけはなく、ほんの少し切り傷が出来た。


俺以外も少しは防いで、致命傷は無さそうだった。

しかし、戦闘は満足に出来そうにない。特に俺を背負っていたレル、そして一番衝撃波が飛んで行ったエレン。

レルの背中から離れる。レルがいたので俺にはあまり怪我は無い。


「レル済まない」

「謝るなら先にゴーストを倒してからにして」

「わかった」

「謝らなかったら許さない」

俺はゴーストの方に向き直す。エレンの方を見たが、リバーがエレンを見ていた。

「リバー、レルを頼んだ」

「任せろ」


俺はゴーストの方に歩く。

「クソっ、騙されたよ」

「騙される方が悪いのよ、人間。後私の名前はクミよ、よろしく」


拳に『雲』とマナ武装を纏い、クミに近づく。

「よろしくクミ。そして死ね!!!」

全力で踏み込み、腕を振るうことで雲が伸び、クミの顔面を捉える。マナ武装をした拳は幽霊だろうと捉え、幽霊にダメージを与える。そのまま殴り飛ばす。


飛ばされたクミは血?見たいのを鼻から出している。それを手で拭き取り、構える。

「いいパンチしてるね、お兄さん」

「お褒めに預かり光栄だよ、ゴースト。これからゴースト退治だ」

俺とゴーストクミの戦いが始まった。

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