第三十四プラン 幽霊の守りごと《ゴーストルール》
*前回のあらすじ*
ゴースト退治だオラァ!!!
***
俺達が向かったのはデニーコナ墓地と言われる場所だ。そこのゴーストを退治するのが今回の依頼だ。
墓場の周りには柵があり、墓石が多くあり、辺り一面に墓石があった。墓場が少し見えるぐらいの場所に馬車から降りた。
「見た感じボロボロだな。いかにも幽霊がいるって感じ」
レルが墓場の感想を言う。その横で口を抑えている俺を気にしないで……。
「クモ大丈夫ですか?馬車で酔ってましたけど……」
「大丈夫よ、いつもの事だから」
「え!?いつも酔っているんですか!?」
そうここに来るのに、馬車に乗ったのだ。そのせいで、俺は酔った。マジでキツイ。車でも作ろうか?作り方知らないけど……。その事を考えていると、糸が体に巻き付いてきた。
「え、何kうぉっ!!!」
そのまま糸が動いて、俺の体が中に浮く。中に浮いた体は糸にされるがまま動かされ、レルにおんぶされた。
「…………何これ?」
「あんたが動かないから、おんぶして行く」
俺はおんぶされたまま、墓場に向かう。
***
墓地の出入口に向かうと、幽霊がいた。兵士と行ってもいい、鎧を着た幽霊だ。
「貴様ら、一体何者だ!!!」
幽霊は手に持っている、槍をこちらに向けながら言った。
「俺達は冒険者だ」
「なんの用できた」
ゴーストの前にゴースト退治なんて言えない。しかし俺の考えを無視したように、エレンが言い放つ。
「ゴースト退治に来た」
その瞬間、兵士の幽霊達も、まさか目の前で言われるとは思って無かったのか、目を見開いている。
「ならば、貴様らをここから先に通す訳には行かない!!!」
エレンの腕は赤黒く光っている。おそらくマナ武装と魔力「強打」を使う気だ。やる気だ!
「やってみろよ、ゴーストォ!!!」
エレンの腕が振るわれると、その腕は風を起こし、風の暴力は墓場に向かって行った。エレンの腕の前にあった物は、全てが壊されており、それは幽霊も例外では無かった。マナ武装を纏った腕だったため、幽霊達も風の暴力を避けれ無かったのだろう。
「ふぅ〜、スッキリした」
「何がスッキリしただ!!!墓場の被害を考えろ!!!これじゃあ依頼を達成しても、損害賠償で依頼金が蒸発するわ!!!……むしろ借金かも知れない」
「え!?え〜〜〜!!!」
エレンはやってしまった事に気づいたようだった。
時既に遅いが。
俺達はエレンの力によって破壊された墓場に入った。




