第三十プラン 胸は人それぞれ
〜祝30話〜
今回は特に書いてて楽しかったです。
*前回のあらすじ*
雲、女の子になる。
***
俺を見て驚いた二人がリバーに質問する。
「ねぇリバー!この女の子誰!?もしかして奥さん?」
「リバー、奥さんなんていたのか……」
「違います!!!クモです!!!」
そう言ってリバーは俺に指を指す。
二人は首を傾げる。
「クモなんて居ないじゃん。何言ってんの?」
「てかクモどこに行った?」
「そうだ、見てないから分からないんだった。……そうだクモ、魔力を使ってください」
「はいよ」
声を出すと、いつもより高くなっていた。リバーからの要望に応え、手から『雲』を出す。
手から出た『雲』に驚き、声を上げるエレン。
「え?雲だ。……まさか偽物!?クモを何処にやった!?」
しかし納得しない、レル。レルの言葉に反応して、エレンも疑うようになった。
それを見てか、リバーはため息をついた。
「もう俺は諦めた。クモ、自分で説明してくれ」
「え〜!!!酷い!」
「そうだよ、リバー。女の子は丁寧に扱いなさい」
レルが腕を組み、言い放つ。
「 「それは俺にも言ってんの?」 」
「なんであなたも反応してるんですか?」
レルが俺を指さしながら反応したのを突っ込む。
「あ」
間抜けな声が響いた。
そんなやり取りがあった後、説明をした。説明をして、納得するまでに一時間はかかった。
***
「はぁ〜〜〜、バカだね〜〜〜。ごめんね、リバー。このバカに突き合わせちゃて」
「いえいえ、いいですよ。自分の魔力の事を知れたので」
「にしても……クモ、そのデカ乳はなんなの?私に対しての嫌がらせか!?こんなもの引きちぎってやる!!!」
「ちょっ!!!やめっ!!!」
俺のストップの声も聞かずに、レルは俺の胸を掴む。
掴まれた胸はむにゅ、と沈み、レルの手を吸い込んで行った。
その光景を見た、レルは声にならない、声を出しながら、倒れて言った。
「デカ……乳…ゆる……さん……死ぬが……いい……ク……モ……」
レルは気絶した。
***
「う、う〜ん。ここは?」
「あ、起きた?レル、大丈夫?」
レルが起きたので、ベットの横にある椅子に座ると胸が揺れた、レルはその光景を見て、目から光が失われた。
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁーーーーーおっぱい魔神めぇぇぇーーーーー!!!」
そう言いながらレルが胸を掴んできた。
「この乳か!?この乳が、数多の男を誘惑した悪い乳か!?成敗してくれる!!!」
「ちょっ、やめっろぉ!!!」
俺は掴んできた手を掴み、胸から離した。
「落ち着け、レル!!!大丈夫だから!!!」
「大丈夫ってなんだよ!?この乳か!?この乳が大丈夫ってことが!!!クソが!!!私には無いのに、男のクモの方があるってなんだよ!!!」
「この姿は俺が女になった時だ!今は男じゃねぇよ!」
涙目になりながら、レルはなお口を開く。
「だとしても酷いよ!!!この格差は!!!」
「世の中そんなもんだ!!!けどお前の胸は……おっぱいはそんなものかよ!!!成長するかもしれねぇだろ!!!」
レルは 涙を流しながら、涙声で言う。
「そんなのわかんないじゃん!!!気休めを言うなよこのデカ乳野郎!!!」
「その通りだよ!!!わかんないんだよ!!!成長するかもしれねぇじゃん!!!そんな事を嘆いてんじゃねぇよ」
そう言いながらレルの頭を自分胸に押し付ける。
「落ち着けよ、レル。お前の胸は……おっぱいは、きちんと成長するから」
「うっ……うっうっ、嫉妬していたんだ……クモの胸が、おっぱいが……大きいから……当たってごめんよ、クモ」
「いいんだよ、レル」
レルと俺は二人で抱き合った。
「 「何やってんだ、あの二人?」 」
そしてエレンとリバーに白い目で見られた。




