第二十五プラン 次の舞台
〜祝25話〜
*前回のあらすじ*
なんとかダンジョンから生還した。
***
「やっほー、三人共。お見舞いに来たよ」
と笑顔でエクスが言った。
「何をしに来たんだよ?ぶっちゃけお見舞いはもう遅くね?」
「まぁ、クモ以外は回復してるもんね。まぁ、僕は少し忙しくて来れなかったんだよ。僕はお見舞いとアドバイスをしに来たんだよ」
「アドバイス?」
「あぁ、後これ、果物を持ってきたよ」
エクスから果物を貰う。
「あぁ、ありがとう。んで、アドバイスって何?」
「君達は目標に困っていただろう?だから目標を立てるのにアドバイスをしようと思ってね。目標は全員が冒険者ランクをCにするってのはどう?」
「冒険者……ランク」
「 「 「あ〜あ」 」 」
俺も含めて忘れていた。
「まさか、君達忘れてたの?」
「 「 「うん」 」 」
三人同時に答える。
「はぁ、まさか冒険者ランクを忘れていたとは……参ったよ」
エクスが頭に手を当てて、ため息を吐いた。この姿は珍しいのでは?
「冒険者ランクを上げるのが目標か。それでいいかな?」
「いいんじゃない?」
「俺もそれでいいと思うよ」
「それなら僕がオススメする場所がある」
「どこですか?そこは」
とレルが聞く。
「オススメする場所は王都オルヒル。沢山の依頼があるだろう。だからそこに行くのをオススメするよ」
「そうですか。じゃあ後は俺達で話し合って決めることにします」
「うん、そうするといい。じゃあ僕はこれで、アドバイスもしたしね」
そう言ってエクスは部屋から出て行った。
この後、自分達はどうするか話し合い、王都オルヒルに行くことが決まった。クモが動けるようになってから一週間後、ヒバナを出立する。
***
クモが動けるようになってから一週間後。ダンジョンに潜り、一週間の間、鍛えまくった。しかし一週間鍛えたからって急に強くはならない。なるにしても何かが無ければならない。王都には真っ直ぐに行って一週間かかる。
馬車の護衛として雇ってもらった。その護衛で王都に向かう。途中街に寄るので、一週間半かかる。
その道のりはクモに取っては憂鬱だろう。
「はぁ〜。無いわー」
「クモ?しょげないで行くわよ」
しぶしぶレルの後を着いていく。
「はいはい」
「はいは一回」
「は〜い」
「そういうことじゃないのよ!」
レルに言われながらも馬車に乗る。
「皆さんのりましたか?では行きますよ!!」
そうして馬車は動き出した。
ガラガラ音を立てながら。
しばらくして……
「うっぷ。気持ち悪い……」
クモはグロッキーになっていた。
「本当に弱いわね。はいはい、膝枕する?」
その言葉が出た瞬間クモは膝枕をさせてもらう。
「寝た方が楽なんじゃない?」
「寝て……いいのか?」
「大丈夫だと思うわ。最悪叩き起すから」
レルの言葉を信じて、クモは寝ることにした。
「……わかった。おやすみ」
「おやすみ」
レルの膝枕の柔らかさに吸い込まれるようにクモは眠った。




