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ノープラン 〜異世界冒険〜  作者: ジャガさん
冒険者 〜更なる高みを目指して〜
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第十八プラン ダンジョン探索


*前回のあらすじ*

ダンジョンの事前準備をしたお。


***


ダンジョンに入ってから三日が経った。ダンジョンの階層は現在五階層。魔物は弱いが、ゆっくり進んでいる。


この三日間でわかったことを話していこうと思う。

まず魔物。ダンジョンの魔物はダンジョンモンスターと言うらしく、ダンジョンモンスターは死ぬと通常と違って魔石しか落とさない。稀にほかの部位が落ちるけどね。死んだ魔物は魔石以外は灰になって朽ちていく。

魔物は壁から産まれるらしい。壁がバキバキっとヒビが出来てそこから魔物が出てくる。実際この三日間で一回見たことがある。あれは凄かった。

五階層の魔物は、そこまで強くない。俺一人でも対処出来る。が階層を下に行くほど強くなるらしい。しかも下に行くほど階層も広くなっていくらしい。


ギルドで地図を貰っているので、迷うことはないと思うが、慎重にいきたい。


このダンジョンは何階まであるのかは誰も知らない。現在の最高到達階層は七十六階層。世界にあるダンジョンでの最高到達階層は八十七階層と聞いた。それ以降は全くの未知だ。何があるのか?それさえも知らない。そしてそれは同時にダンジョンの厳しさを知る。


これまで数多もの冒険者がダンジョンに挑んだ。それなのに最高到達層は八十七階層。それ以降は誰もたどり着けてない。


そして今の俺達の目標は第十五層だ。

第十五階層はほかの階層とは違って魔物が産まれにくい所と呼ばれ、別名安全地帯。安全地帯には街も出来ているそうだ。しかし安全地帯の前にはある魔物がいる。

それは魔物の王(モンスターキング)と呼ばれる、まぁボスキャラだ。階層主とも呼ばれたりする。


その魔物はとても強い。そして魔物の王(モンスターキング)は安全地帯の前にいる。そのため魔物の王(モンスターキング)がいる所の奥には安全地帯があると言われている。

俺達は今、五層にいた。


「後少しで、六層に着くね。大丈夫?」

とレルがエレンに声をかける。


「あぁ、なんとかな。にしても調整がムズい」

次は俺達について話そう。


ダンジョンに潜る準備を完了してダンジョンに潜った俺達。四層でしばらくして魔物と戦っていると、硬い殻を持った魔物、シェルトモンキーと言う魔物が出てきた。


シェルトモンキーは殻を持った魔物で、体長は五十センチで小型だが、数が多く、捌くのが難しい。しかし殻がそこまで硬くなく、砕けるのだがエレンが力の調節をミスって、周りがぶっ壊れた。


あまりに壊しすぎたのかギルドの人に怒られた。そのためエレンは調節に命を注いでいる。もちろんヤバいときはぶっぱなしていいと言われているが、それでダンジョンが壊れて落下したら目も当てれない。


「俺の課題の力の調節を強制されるとは思わなかった」

「いつかやらなきゃ行けなかったんだ。今やれてよかったな」

俺はエレンに励ましの言葉を送る。


「確かにそうだな。マナ武装もやらなくちゃいけないしな」

俺達はダンジョンの中でマナ武装の練習をしている。俺とレルは更なるレベルアップ、エレンは習得と頑張っている。そのため少し進むのが遅い。


「第六階層に行きますか」

「おう」

俺達は第六階層に続く道を進んだ。


***


これまで進んでいるがダンジョンの見た目は変わってない。青色の壁に、青色の床。そして所々光る鉱石がある。そのためダンジョンの中は比較的明るい。ダンジョンの道幅は四メートルくらい。高さは五メートルくらいだ。


隊列を組んで進んでいる。前からエレン、俺、レルの順番だ。


ダンジョンを進んでいると前からズシンズシンと足音を響かせながら進んでいる気配がした。


「クモ、来るぞ!オークだ!」

目の前にいたのは二メートル位の大きな魔物だった。手には迷宮武器(ダンジョンウェポン)の槍を持っており、豚の顔でこちらを凝視してくる。主にレルを…………。


てか迷宮武器(ダンジョンウェポン)のことを説明してなかった。迷宮武器(ダンジョンウェポン)とはダンジョンが作って渡す武器のこと。そのためダンジョンの子供とも言える魔物が武器を欲しがるとどこからとなく現れる。


……うん、最初聞いた時何言ってんだと思ったよ。けど魔物が武器なんて持ってるはずないのに持っているんだ。とりあえず考えるのを止めたよ。わからんことを考えるのは意味無いって。


そんなことよりも前の魔物に注意しないとな。

オークは槍を構え筋肉を総動員して突きを放つ。

放たれた突きはエレンに向かっていくが、エレンは「強打(スマッシュ)」を発動させており、回避する。槍はエレンにかすることなく、空を切る。


その隙にエレンは腹に潜り、攻撃を繰り出す。

強打(スマッシュ)!!!」

オークの顎にアッパーカットを食らわせ、脳を揺らす。オークは目眩を起こしている。


「クモ!」

「任せておけ」

俺は短剣に雲を纏わせ、剣を作る。短剣の柄を片手で持ち、片手剣みたいになっている。


雲の剣(クラウドソード)

ちなみに剣を通して雲を出すのは効率が悪い。剣を通す時にマナが無くなってしまうらしい。しかしそんなのがない鉱石があるらしい。その鉱石の名前はマナ鉱石。


マナを100%伝えるらしい。マナ鉱石は場所によって色が変わるが透明なクリスタルみたいな見た目をしているらしい。マナ鉱石はマナが多くある所でないと出来ないらしく、そのためあるのはダンジョンの奥地や厳しいところだけなのだそうだ。


ほかの鉱石にもマナを通しやすいのはあるそうだが、マナ鉱石は強度もマナの通りやすさも一番だという。そんなのが素材の武器が欲しいなと思いつつ、マナ武装を使う。

「マナ武装」

マナ武装を剣に纏わせ、剣が黒くなる。黒くなった剣を横に振るい、オークの首を捉える。そのままオークの首は中に飛び、オークの体は灰になって消えてった。残ったのは魔石のみであった。

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