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ノープラン 〜異世界冒険〜  作者: ジャガさん
いざ、"和の国"へ!!!
110/115

第百八プラン 目指すは首都ニョライ


*前回のあらすじ*

チクセ村出発!


***


「……気持ち悪い……」

馬車に揺られて、気持ちが悪い……

レルに膝枕してもらっているが、治る気がしない。


「俺、寝るわ」

「うん、おやすみ」

俺は馬車に揺られながら寝た。


***


目が覚めると、レルは眠たそうに、揺れていた。

眠気と戦っているな。

膝から降りて、外を見ると、日が傾いていた。

これまでの旅で疲れたのだろうか。

「レル、寝ていいよ。俺が見張りするから」

「うん……わかっ……た……」

レルは直ぐに寝そうだなってか寝るなこれ。

クモを使って運ぶか。

レルを寝床まで運ぶ。


「さぁて、見張りでもしますか……」

見張りの準備を始めた。


***


馬車で進めばたまに人にも会う。

「おーい、乗せてくれんか!」


そして魔物にも会う。

「ウキャキャ!!!」

数が多く、対処が難しかったり。


「ウゴォーーーー!!!」」

体が大きく、馬車が狙われたり。


様々な人、魔物に会ってきた。

そしてこの依頼を受けてから二ヶ月。

村を出発してから一週間。


首都ニョライが見えた。

そろそろ旅も目的地が見えてきた。

"和の国"

ワクワクが止まらない。


***


首都ニョライでは、相変わらずトレーニングをしている人が道で見られる。


この世界の仏教と俺の世界の仏教は大きく違うのだろうな。

俺の世界の仏教を詳しく知ってるわけではないが……。


違う気がする。違ってくれ!

そう思いながら馬車は進む。

もうそろそろ馬車にも慣れてもいいと思うんだが、

未だになれない。


どういうことだ?

人間には慣れがある。

慣れはやればやっただけ慣れて上手くなったり、耐性がついたりする。

がしかし何故だ。


なぜ、馬車で酔っているのだろう……。

呪いか?呪いなのか?

そう言えば……呪いと言えば……

「呼ばれた気がしたので出ます、クミです!」

声がしたので後ろに振り向くと

俺の背中から水色の髪をしたツインテールの幽霊少女が出てきた。クミだ。


「なぁ、クミ。相談があるんだが?」

「奇遇ね。私も相談があるんだけど、優しい私はあなたのをまずは聞いてあげましょう」

「そうかありがたい。これまでの旅もで約二ヶ月程馬車で移動しているんだが、酔ってしまうんだ。どうしたらいいと思う?」

「なんだ簡単な事ね。"大罪魔女"の一人、ラミセを倒せば酔わなくなるよ」

「それだと探してる時は酔うね。じゃあ探すの止めるわ」

そのまま前を向こうとすると

「ちょっと待って!真面目に答えるから!」

「じゃあさっさと答えなよ」

「え〜とね?多分……私のせいなんだよね……えへへ……」

「………………」


「……え〜と?クモ?」

「悪霊退散!悪霊退散!」

「やめろ!退散させようとすんな!殴りかかってくんな!」

「人には慣れってものがあるんだ!それでも二ヶ月もあったのに酔うのはおかしいと思ったんだ!」

「謝るから!許して!」

「クモ〜、クミちゃんをいじめちゃダメよ」

「え!?レル」

「とりあえず、話し合おうか」

急にレルの顔が怖くなった。

俺はこれからどうなるのだろうか?

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