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第百五プラン トウカVSラグザ
短いです
*前回のあらすじ*
ラグザとの手合わせを始めた。
***
トウカとラグザが見合う。
二人の距離はトウカが縮め、徐々に縮まっていき、刃が届く距離になった。
トウカは真剣な表情だが、ラグザは余裕がある。
トウカは抜刀をして、上段に刀を構える。
「闇太刀一の形、闇太刀一閃!!!」
踏み込み、袈裟斬り。
ラグザの左鎖骨に吸い込まれるように刀は弧を描く。
が
パシィ!!!
闇太刀はラグザの手に掴まれた。
闇を諸共しないで掴んだ。
そして次の瞬間トウカは刀の柄を話していた。
「!?」
「俺の勝ちだな、トウカ」
ラグザはヤトを持って笑顔で言った。
その笑顔はトウカが強くなって嬉しかったように見えた。
***
「くっそ〜、勝てなかったんだゾ」
ムスッとした顔で言うトウカ。
「強くなったな刀加」
そう言いながらトウカの頭を撫でる、ラグザ。
撫でられて嬉しいのか笑顔になるトウカ。
まだまだ子どもっぽい所はあるんだな。
「次は誰とやるんだゾ?」
「次は……白いのを出す少年とやりたい」
「俺ですか、いいですよ。受けてたちます」
次は俺のようだ。
どこまで通じるか試す。
楽しみだ。