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ノープラン 〜異世界冒険〜  作者: ジャガさん
いざ、"和の国"へ!!!
105/115

第百三プラン チクセ村


*前回のあらすじ*

レルを探します Byクモ。


***


足から雲を噴出させて、空を飛ぶ。村中を探し回り、村のハズレの方で糸が見えた。

「この糸は……」

レルの糸だな、これは。

まさかあいつ糸を使って移動したのか?

そう思い、家の角を見ると少し細い糸のようなもので削られていた。

恐らくレルが移動した際についたものだろう。

レルが移動した際に糸が動き、削られたんだな。

にしてもよく思いついたな。そしてよく出来たな。

感心してる場合ではないな。


「上から見た方が分かるかな」

そう思い、上に急上昇。

少し時間がかかったが、村全体が見れる位置に到着した。

村全体は普通だ。人もチラホラ見える。

その中で見覚えのある姿の奴は……

居た!


村のハズレに居た。てかもう村の外だ。

急行する。

レルは糸を使ってないのか、走っていた。

走る速度よりも俺は速い。

呆気なくレルに追いついた。


「レル〜なんでここに居るの?」

「うわっ!なんでここに居るの!?」

「それはこっちのセリフだ!!「雲の籠」」

手から雲を出し、レルを捉える。


「糸の……」

「無駄な抵抗はよせ、マナを無駄にするだけだ! 」

「……分かったわ」

レルはあっさり諦め、捕まった。


「では、話してもらおうか。なぜトウカに話したのかを……」

「別にいいじゃない、過去なんだしさ!」

「過去は過去でも黒歴史なんだぞ!」

「黒歴史?」

「黒歴史ってのはバレたくないとか、恥ずかしい過去の事だ」

「ふ〜ん、恥ずかしいんだ……みんなに言っちゃおう」

「やめろやぁぁぁ!!」

絶叫が村の外に響いた。


***


「おい、どうするだよ。これ」

「どうしようね、クモ」

俺達、レルとクモの前にはとある問題が起きていた。


「ウキウキーーー!!」

「ウキウキッ!!」

「ウキャウキャキャ!!」

黄色い猿が前に大量に居た。数はざっと30匹ぐらい。

名前はなんて言うんだろうか。


「こいつらの仮名はイエローモンキーでどうだ?」

「いいんじゃない?てかなんでここに来たんだろうか」

直ぐに攻撃してくると思ったらしてこない。

なんで来たんだ?


しばらくすると、赤いトサカを持ったイエローモンキーが来た。

来ると他のイエローモンキーはひれ伏した。

あいつが長か。


「ウキウキウキャウキャウキウキウキャ!!」

イエローモンキーの長が話しかけてきたが、なんて言ってるのかわかんない。

イエローモンキーの長って言うのめんどいな。

ボスモンキーでいいや。

「……ごめんなんて言ってるのかわかんない」

「!!!」

驚きのあまりにボスモンキーは固まってしまった。


「レル……糸でみんなに伝えて。猿がいっぱい来たって」

「分かった」

レルは手から糸を出し、空に文字を書く。


「どうしようね」

「ほんとどうしようね」

イエローモンキー達のせいで不安を感じるのだった。

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