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ノープラン 〜異世界冒険〜  作者: ジャガさん
いざ、"和の国"へ!!!
103/115

第百一プラン 衝撃のラグザ


*前回のあらすじ*

ガレ村出発!


***


ガラガラと馬車の音が響く。空は暗くなっており、夜も近い。

そんな中、村は見えた。

ぼんやりと明かりが見える。

「結構遠かったな。三日と約一日かかったぞ」

「まぁ、仕方ないんだゾ」

ガレ村からここに来るまで三日と約一日がかかっている。

思ったより長かった。

村から村だから、そんなに離れてないと思ったけど違った。


「そう言えば、チクセ村から首都までどれぐらいかかるんだ?」


「え〜と確か、一週間ぐらいなんだゾ」

「結構遠いな……まぁそんなもんか。

それで首都から港街ヤギシだっけ?そこまでは?」

トウカが首を捻る。

記憶を思い出そうとしているのだろう。

う〜ん、と唸り声を上げながら、考え、思いついたように

ポンと手を叩く。


「確か、一週間ちょっとだった気がするんだゾ」

「遠いなぁ〜、またそこから船の旅だろ?遠いなぁ」

「クモ、そんなことより、ハッキリと見えてきたよ」

「あれが、トウカの育った村か」

「みんなようこそ!チクセ村なんだゾ!」

トウカは皆の前に立ち、笑顔でそういった。


***


村に入ってから宿を借りて、部屋のベットで直ぐに寝た。

「みんな今から来て欲しいところがあるんだゾ」

「そうなのか?暇だからいいけど」

「どこに行くの?トウカ」

レルがトウカの目的地を聞くとトウカは答えた。


「私の師匠の所に行くんだゾ」

トウカはあっさりとそう答えた。


***


村のハズレ。

一つの家がポツンと建っていた。

その前にトウカが立つ。

「久しぶりなんだゾ。じゃあ行くんだゾ」

トウカはドアをノックする訳でもなく、居合の構えを取った。


『これは久しぶりですね』

「あぁ、そうなんだゾ。「龍解」」

「トウカ、何しようとしてんの?まさか家を切る気!?」

トウカは足を広げ、地面を踏みしめる。

鞘は闇に包まれ、闇のオーラが溢れ出す。

本気だ。本気でやる気だ。


「闇太刀二の形」

納刀している、刀を掴み、抜刀!


「瞬閃」

見事な居合い切りが家に炸裂した。

居合い切りは家をぶった斬る。


家の中間ぐらいから見事に斬られている。

人が入れば死んでいるだろう。


「おうおう、危ねぇじゃねぇかよ、刀加とうか

「お久しぶりなんだゾ、ラグザ」

『お久しぶりです』

「おう、久しぶり。夜刀やと刀加とうか

斬られた、家の中から、大きな男が出てきた。


「おっと、見ねぇ顔がいるなぁ。この村は初めてかい?」

「あぁ、初めてだ」

大きく、筋肉もある、ムキムキマッチョマンな男。

身長は二メートルぐらいだろうか。でかい。

髪は短く、黒色の髪だ。目を黒い。


「チクセ村にようこそ。何も無い村ですが、どうぞよろしく」

男はぺこりとお辞儀してきた。

「こちらこそ、お世話になります」

「それで何故ここに?刀加とうかも。なんでここに?」

「それは……」

「それは私が説明するんだゾ」

説明はトウカが自己申告してきたので任せることにした。


***



「ほぉ〜ん、成程ね。頑張っているんだな刀加とうか

「うん、頑張っているんだゾ」

「仲間も出来たんだな。大事にしろよ?」

「大事にしているんだゾ」

「そうか、ならいい」

トウカは説明という名のこれまでの話を男にしていた。

結構時間が経ち、俺とエレンとリバーはトレーニングを始めている。


「トウカ〜、クモ達が飽きてトレーニングしているよ」

「ホントなんだゾ!?この人紹介するから来るんだゾ」

「ふ〜、分かった。今行く」

トウカの所に集合すると、トウカが紹介し始めた。


「この人の名前はラグザ。ランクSの冒険者なんだゾ」

「 「「「え?」 」 」 」


「改めてよろしく。ラグザだ。二つ名は"衝撃"のラグザ。

よろしく」

「 「 「 「え〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?」 」 」 」

衝撃的発表だった。

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