第一プラン エンディングとオープニング
こんにちはジャガさんです。新連載よろしくお願いします。
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2019年5月某日 日本
君は自転車に乗っていた。今しがた自転車に乗り、買い物をしてきたのだ。何を買ったって?なに、難しいことではない。君の趣味のアニメのグッズだ。これから家で開封するのが楽しみで仕方ない。それは君の顔が物語っている。
しかし君が開封することは決してなかった。残念ながら君はこの後死んでしまったのだ。……そう、オブラートに包んだ言い方をするとトラックに轢かれて。
自転車に乗ってる時に、トラックが突っ込んできて避けようとするが間に合わずに轢かれて、そのままぽっくりさ。
分かったかい?君は死んでしまったのだよ、天乃 雲くん?
*** *** ***
自転車に乗っていたらトラックに轢かれて気がついたら知らない場所に来ていた。俺が混乱していると目の前に女性が来て自己紹介をしてきた。
自己紹介をしてきたのは身長は155cmくらいだろうか?長髪の銀髪、全てを引き込もうとする黒い瞳。彼女の名前はクレプとそう名乗った。なんでも神様だそうだ。……つまり女神ってことだ。しかし彼女、オブラートに包んだ言い方をするとって言ったけど全然包めてなかったな。
てかやべぇ、俺の世界実はファンタジーだったのか。知らなかった。そんなクソどうでもいいことを考えていると、女神クレプが話しかけてきた。
「君は私のことを女神って信じてくれるんだね。実は知り合いのエクレっていう女神が、信じてもらえなかったそうでね。だから心配したんだよ」
「そうなんですか、神様も大変ですね」
……そんな奴いるんだ。
「ところで俺は本当に死んだんですか?……その、実感がないって言うか、なんというか」
「まぁ実感はないだろうね。オブラートに包んだ言い方をすると実際君は死んでしまったよ」
「全然包めてねぇ!!!なに、中身がそんなにデカかったの?」
「え、うそ?全然包めてなかった?」
「無自覚かよ!!!」
こほん、咳払いをして話を戻す。
「そうですか、これから俺はどうなるんですか?」
「急に話を戻したね。それはこれから話すよ」
そう言うと彼女はパチッと指を鳴らした。そうしたら椅子が出てきた。彼女は椅子にドサッと腰をかけた。
「雲くんは君の世界の人口はどれぐらいか知ってる?」
「まぁ大体の数は、確か72億人でしたよね?」
「そうだね、数は変動しているだろうが大体そのぐらいだ。さて、実は君が住んでいる世界以外にも世界があるんだよ」
「……あるんですか」
「……あるんだよ。それでな、72億人は多すぎるんだよ。他の世界の人口が減る。しかし異世界の中には才能が無ければ直ぐに死んでしまう可能があるんだよ。
その為若くて才能がある者には"強くてニューゲーム"をしてもらおうかと」
「移民ならぬ、移世界ですか?」
「まぁそうだね。という訳で君には異世界に言ってもらいます。ちなみに拒否権はない!!!」
「そんな!人権の侵害だ!!!てか俺に才能なんてあるんですか?」
「あぁ、ある。それは約束しよう。女神クレプの名に誓うよ。あと安心して、異世界の言語とか、読み書きや話せるようにするから!」
ビシッと、そんな音が聞こえそうな女神のサムズアップ。
「他にも世界のことを多少知れるようにしてあるから、あとお金も渡しとくね!じゃあね、雲くん。精一杯生きてね!!!」
女神がそう言ったら俺は急に光に包まれた。