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僕の婚約者がやり過ぎたので婚約破棄したいけどその前に彼女の周りを堕とそうと思います  作者: 豆啓太


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 ルチアーナと別れ、今度は僕一人でソナリス大公領以外の視察へと回る事になる。元々ルチアーナの家族への顔見せとご機嫌とりに一緒に行っただけなので、予定通りなのだけど。

 どうやら僕が他の領地へ向かった後も、ルチアーナは何か考え込んでいて部屋に引きこもっていたらしく、テレシアが怒って王宮で愚痴っていたと宰相から話を聞いた。そしてもう一つ、ジェラルド兄様の養子の話だ。大好きなジェラルド兄様は、いい加減に王宮預かりの中途半端な状況に飽いているようなので、良い養子先をと宰相にお願いしていたので決まったようで良かった。

「ヒヒヒ、あの時のジェラルドの怒りようと言ったら。ああ、思い出しても愉快だなぁ、可愛いレオナルド」

「そうだね、あんなに怒ったジェラルド兄様は、初めてみたよ。あんな顔も出来るなんて、ますます好きになってしまうなぁ」

 僕達がジェラルドの部屋から、赤いドレスと肖像画を盗んだ夜の事だ。もう深夜だというのに、離宮ではとんでもない騒ぎが起きたのである。

 ジェラルドが母親であるクリスタを怒鳴りつけ、今にも殴りかからんばかりの勢いで詰め寄ったのだそうだ。お前が盗ったのかだの、また勝手に人の物を捨てたのかだの、要は親子喧嘩だ。

 公妾のクリスタは、僕より先に生まれた男子であるジェラルドを溺愛していて、もの凄く束縛している。公の場では父の隣に立つことが出来ないクリスタは、その寂しさを息子に構う事で紛らわしているようだ。その構うというのが、ジェラルドの部屋に入り込み、常にコントロールしたがり、持ち物や着る物、ジェラルドの周りに居る者もすべて彼女が決めているのだ。

 まあそんな母親を持って、あの出来た性格のジェラルド兄様だからこそ周りの受けも良い。ともかく、普段からそんな調子のクリスタなので、ジェラルド兄様は大事な宝物がなくなったのに気付いた瞬間、やったのは彼女だと勘違いした。そういうわけでの、あの大騒ぎの夜中の騒動である。


 もちろん僕とカラは、覗き見して楽しい時間を過ごしたけどね。思い出すだけでも、とても愉しいものだったよ、あれは。


 クリスタはまったく身に覚えのない事でジェラルドに詰め寄られ、さらには暴言まで吐かれた為、数日寝込んだそうだ。ジェラルドはもはや母親とこれ以上離宮で暮らすのは無理だと、父王にここから出たいと願ったのだ。

 父様はクリスタと同じでジェラルドを手元においておきたくて、僕があからさまに失脚するような事をしでかせば、あわよくばジェラルドに王位を譲ろうと考えているようだったけど、養子に行ってしまえばその可能性は完全になくなる。もともと公妾の子は王になれないから、最初からないのだけど、自身が政治を行っているうちならばと考えたのかもしれない。

 でもまあ、可愛い息子であるジェラルドから直接お願いされたら、そして周りからも処遇をはっきりさせた方がと言われ続けていたので、もはや止める術はなかったようなのだ。

 悪あがきのように、既婚でなければ養子にいけないなんて文章を付けてたけどね。結婚となればクリスタが阻止してくるだろうから、それで時間稼ぎをしようとしたみたいだけど、残念ジェラルド兄様には想い人がいたわけだ。婚約者もいない、そして身分もしっかりしている、年頃の可愛いご令嬢が。

 ああいう場に宰相と騎士団長を立ち会わせるのが通例なので、運良く父親がそこにいて話が纏まるのが早くて良かったと、宰相からは感謝された。僕がどうこうしたわけじゃなく、すべてはジェラルド兄様が選んだ事なのだけどね。人の心を完全に操る事なんて、人間には無理な事だもの。

「恋する乙女を娶るんだ、ちゃあんと大事にしてもらわないとなぁ。ヒヒヒ、恋ってのは恐ろしいものなんだぜ、レオナルド」

「恋と愛は違うの?」

「ヒヒヒ、さてなぁ。こればっかりは、自分の身で感じなきゃわからないものだから」

 カラは口の端を持ち上げて、身を焦がすような恋はまだ早いかとからかってきた。僕がムッとしていると、拗ねるなと更に笑われる。そうして機嫌を直せといわんばかりに、カラの赤い唇が僕の頬に触れた。

「可愛いレオナルド、お前は知らないまま生きていくんだろうなぁ。なんていってもこの俺様がお前を愛しているのだから」

 それで十分だよと言えば、少しばかりカラの目が細まり僕を見つめた後で、そうかと嬉しそうに笑ったのだった。




 いくつか領地を見て回り、学園へと戻ってくると、僕へのルチアーナの態度が変わった。なんというか、僕を観察するかのように見て、そして彼女たちが定期的に行っているお茶会に僕が参加しても、嫌味の一つも言わなくなった。

 それどころか、例の一部の態度の悪いご令嬢達を窘めたりする時だってある。僕の問いがきっかけになったか、何やら心境の変化でもあったのかな。ただ、僕への態度を改めたというより、自分自身の答えを出しかねている、というような様子だ。


 そしてやたらと、リリーディアの様子を気にするようになった。


 いや前からとてつもなく気にしていたのだけど。以前のはどこか嘲笑するためのような、話を聞いて馬鹿にするかのような、なんだろうとても嫌な感じの気にし方だったのだけど、今はリリーディアがどのような人物か注意深く考えるように様子を見ている。

『ヒヒヒ、ようやくこの女。ここが現実で皆生きているという事に、気付きはじめたのかもな』

 おやおや、それは今更だけど気付いてくれて良かったとでも言うべきかな。

いくらゲームに酷似しているからって、ゲーム通りになんてお話は進まない。だって物語は総てを書いているわけじゃないんだから。

 二つあるうちの片方を選び、残った方が主人公の手に渡るなんて物語があったとして、最初に選ぶ人間のその日の気分なんて書かれる事はないのだ。ちょっとした出来事で気分なんて変わるし、だからこそ人は運命だとか精霊のお導きなんて言葉を紡ぐわけだしね。


「……ねえ、レオナルド」


 優雅にお茶を飲みながら、少女達の話す姿を静かに見ていると、お茶会の主催者であるルチアーナが声を掛けてきた。今日もまた、テーブルの上に並ぶのはルチアーナの手作り菓子である。見たこともないようなデザートが幾つものっており、令嬢達は称賛しつつ忙しなく口に運んでいた。まあ美味しいとは思うけど、甘い物は苦手なので量が食べれないので、僕は最初に少し摘まんだだけだけど。

「どうしたんだい、ルチアーナ」

「…貴方、いつもあまり食べないでしょう。その、私のお菓子、口に合わないのかしら」

 こんなことを聞いてくるなんて、本当に初めてだ。ルチアーナが手作り菓子を持ってくるのはいつものことなのにだ。

「言わなかったかな、僕はジェラルド兄様と違って甘い物は得意じゃないんだ。だからあまり食べれなくてね」

 でも美味しいよと微笑めば、ルチアーナは焦ったような表情をした。まあそうだろう、僕とルチアーナの付き合いは長いのにいまさら好みを知るとか、どれだけ僕に興味がなかったのか分かってしまう。

「そうだったかしら。…その、ごめんなさい」

 シュンとしたルチアーナを見て、他の令嬢達の視線が僕に突き刺さる。表立って口を出すのは無粋とでも思っているのだろうか。視線だけでも十分、酷いものだけど。

「別に謝る事じゃないよ、ルチアーナ。…これから知ってくれれば良い事じゃないか」

「そう…かしらね。私、貴方に今まで酷い態度を取っていたわ。ごめんなさい、許してとは言えないけど、せめて謝らせてほしいの」

 頭を下げるルチアーナに、僕は気にしなくて良いよと言った。そう言う以外許されない雰囲気だったし、僕としても謝罪は謹んで受け取るつもりだったからだ。以前のように偏見に凝り固まった状態でない今なら、ジャンカルロの話題を出しても大丈夫だろう。

「ルチアーナ、少し二人きりで話せないかな」

「えっ、…その、それは」

 何かを勘違いしたのか、ルチアーナの顔に赤みがさしている。冷たい印象を与えがちなルチアーナが恥じらう姿は、友人の令嬢達からすればとても珍しいもので口々に可愛らしいと言っている。まあその通りだろうけど、いまの僕のお誘いはそういったものじゃない。こそりとジャンカルロの事でと囁けば、ルチアーナの顔色が変わった。


 女子寮に僕が入るわけにも、男子寮にルチアーナを入れるわけにもいかないから、お茶会をお開きにしてもらい、そのままの場所で話す事となった。もちろん、防音の魔法を掛けてだ。

「…それで、ジャンの事でしたわよね」

「うん、そうなんだけど。ルチアーナはジャンカルロと幼馴染みだったよね。…失礼だけど、彼はいつからあんな風になったんだい?」

「あんな風?」

 僕はジャンカルロの仕草が女性のようであるという事、本人に男だが女になりたい部類の人間か確認した事があるという事、そして最近は性別を変える魔法に執心しているなど諸々をルチアーナに話した。話を聞いているうちに、ルチアーナの顔色はどんどん悪くなっていく。

「…ジャンがそうだと知ったのは、最近です」

「そうなんだ、じゃあずっと隠していたのかな。…以前、王宮に来ていたときはあからさまだったから、何か心境の変化でも起きたのかと思ったけど」

「それは、いつ頃?」

 アルバーノをお茶会に誘った時だから、ジャンカルロが入学する少し前かなと言えば、ルチアーナは動揺していた。彼女がジャンカルロに成り代わった時期を言い当てられ、驚いている感じかな。あそこまで変われば、僕以外にも不審に思う人間は沢山いるだろう。さほど付き合いの良い人間ではなかった事が幸いしてか、アルバーノと僕くらいしか違和感を覚えなかったわけだけど。

 母様の時は、きっと気付いていても指摘出来る身分の相手ではなかったから、そして成り代わった女の方が周りの人間に都合が良かったから、誰も何も言わなかったのだろう。僕が殺され掛けるその時まで。


「その、…確かにその頃、ジャンからそういった相談を受けたわ。それで、私の前でだけ素でいて良いわよって事にしたの」

「そうなんだ。でも、それは少し問題だな」

「どうして?」

「密室に同世代の異性と二人きりは、流石に憚られる。ましてや年頃の娘ならね。前から言っているけど、君の行動は少し不用心過ぎるんだ。君達がいくら身の潔白を訴えようと、信じてもらえない事だってある。それはわかるね?」

 僕とリリーディアみたいにと付け足せば、ルチアーナは眉間に皺を寄せた。今まで散々捲し立てていたのだから、当たり前か。

「これから、気をつけるわ」

「そうしてほしい。けど、その前にジャンカルロの最近の行動を、君から注意してほしいんだ」

 一体何をと訝しげなルチアーナに、ジャンカルロがアルバーノとリリーディアをつけ回している事を話す。

「知っているだろうけど、性別を変える魔法は発動しない。魔法道具でもだ。だがジャンカルロは、アルバーノにそれを製作しろと詰め寄っているんだ。もちろん断ったけど、最近は物陰から様子を窺っているんだよ」

「…最近、授業が忙しいからといって、あまり会ってもらえなかったの。…わかったわ、少し私から話してみます」

「話をする時、僕も同席するからね」

 えっと驚いた顔をするルチアーナに、さっきも言っただろうと僕はもう一度同じ言葉を口にする。年頃の異性二人が密室にというのは、流石に駄目だと言う事を。渋々だがルチアーナが承諾し、後で連絡するという約束を取り付けた。本当にちゃんと教えてくれると良いのだけどね。ま、呼ばないだろうけど。

 僕がいたら、彼女たちがいた世界の話なんて出来ないし、二人が共有している記憶というものの話が出来ない。僕はあくまで、ジャンカルロは精神は女性ではないかという話をしただけだからね。

 生まれ変わりの話だなんて、ましてやここが物語の世界だから今までその知識を以って行動してきたのだなんて、言えるわけがない。だって彼女達の知識がどれだけ正しいかなんて、誰も証明のしようがないのだから。


「おや、見てみろよレオナルド。ヒヒヒ、あの女、さっそく動き出したぞ」


 さっきまで肩に乗っていたカラが、男子学生の姿になって椅子に腰掛けている。そしてその目の前には、円の中にルチアーナの姿が映っていた。カラの能力の一つである覗き見で、彼女の後を追っているらしかった。興味深いので、僕もカラの隣に腰掛けてルチアーナを見つめる。


 すると彼女が向かった先にいたのは、アンナだった。


「これは、意外な人物の所に行ったなぁ。ヒヒヒ、王宮にご招待した時、やたらとアンナを見ていたからなぁ。気になる存在というわけか」

「でもあの時のアンナは、特にこれといって何もしてない筈だけど。どうして彼女の所に行くんだろう」

 あの時、ルチアーナの注意はほとんどリリーディアに注がれていた筈だ。アンナの事は覚えていたのか忘れたのか、反応は思い切り薄かったのだけど、夕食の時から彼女の事を気にしだしたのである。


『ちょっと話があるのだけど、宜しいかしら』

 ルチアーナが声をかけ、訝しげな顔をしつつもアンナは了承した。

 あの王宮の一件以降、ルチアーナがアンナと交流を図りたがっていたのだ。将来公妾となるアンナとしては、正妃に睨まれすぎるのも勘弁してほしいとの事で、取りあえず友好的な態度をとっていた。

 ついでに新たな人脈を築き上げようと動いたが、アンナとルチアーナの二人はそこまで親しくはなれていない。アンナとルチアーナの趣味は違い過ぎるし、価値観も違うのだ。

 とりあえず相手の踏み込まれたくない部分を探して、怒りを買わないようにしよう程度にアンナはルチアーナと話していたので、個人的な用件で呼ばれるのは少し驚きであったようだ。

『あの、ご用とは何でしょうか』


『単刀直入に聞くわ。…貴方、傍観して楽しんでいるのかしら?』


『はい?』

 アンナの呆気にとられた顔に反して、ルチアーナは真剣そのものだ。惚けないでほしいとルチアーナは必死に訴えるが、アンナは意味も分からず首を捻るばかりである。


「アンナって傍観しているのかな?」

「ヒヒヒ、違うぞレオナルド。ああ、これは面白い勘違いってやつだなぁ」

 カラが言うにはだ。物語の世界に転生した人間の中には、僕達と絡まずに遠くからその様子を観察する、つまり傍観する者もいるのだそうだ。そして、他の人間と関わって最後は一番良いところを取っていくのだという。強かで賢いねと僕が言えば、カラはでもなと笑いを堪えて話を続けた。

「そういう奴に限って、平穏に過ごしたいといって、結局は物語に深く関わるんだよ。そういうお話はわんさかと元の世界にあったから、あの女は勘違いしたようだな」

「アンナをそういう人、つまり同じ世界から来た人間だと?」

 ああそうだと、カラは頷いている。ジャンカルロという、自分以外の同じ境遇の者がいたから、アンナもそうだと考えたらしい。確かにアンナはリリーディアの友人で、僕とも友人ではあるけど、別に傍観しているようではない。僕が首を傾げていると、カラがあの夕食の席だよと教えてくれた。

「あの時、アンナはジェラルドの反応を見て、笑みを顔に貼り付けてたろ。事前にレオナルドから、ジェラルドの対応について話は聞いていたが、ああもあからさまにと想ったようだ。さらに言うなら、大好きなリリーディアになんて仕打ちをと、怒っていたのかもなぁ。それを表に出さない為の笑顔だが、ルチアーナは別の意味と受け取ったのさ」


 馬鹿な行動を繰り返すヒロインを笑う、傍観している人間とね。


「……僕は何度も、リリーディアとアンナと僕は友人なんだよと言った筈だけど」

「ヒヒヒ、それもあるんだよ。アンナはリリーディアの引き立て役として連れてこられた可哀想な女子生徒。まああとは、友人関係であったアンナとレオナルドの間に、無理矢理リリーディアに押し入られて迷惑を被っていると、そう考えてるんじゃないか」

 そういう傍観している人間が出る物語は、だいたいそういうお話になるのだそうだ。いやだからって、なんでそこで本当に友人関係を築けているとは考えないのだろう。

「なあに、ヒロインは男しか見ていないって考えが根本にあるからだろ。ヒヒヒ、空想のお話を読みすぎだ」

 凝り固まっているのさと、カラは楽しげに笑う。まあきっとそれらは、異世界から来た彼らしかわかり得ない感覚なのだろう。



『…あの、本当に何を仰っているのか、分からないのですが。……申し訳ありませんが、私はこれで』


 困惑したまま、アンナはルチアーナに頭を下げて逃げるように去って行った。ルチアーナは険しい顔のまま、その姿を見つめるだけである。そうして、違うのならどうしてと、酷く動揺していた。


「本当に、知っている知識以外の事が起こると、対応できないんだね、彼女は」


 見ていて可哀想なくらいに、青ざめて途方に暮れているルチアーナ。

 まあでも、僕だって何が起きてるのかわからない事は多々あったし、途方に暮れて絶望したことも一度じゃない。いまはカラが側にいるから絶望するなんて事はほとんどないけれど、それでも挫けそうになる事はある。

 何が言いたいかといえば、誰もがそうなのだからルチアーナもきっと乗り越えられるだろうという事だ。


 そうして乗り越えた先にはいよいよ、ようこそ陰謀渦巻く愛憎の貴族の世界へ。

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