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5人で世界を渡ります。  作者: 亜莉種
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選択5 従う意味無し!

「いやはや…申し訳ございませんでした旅の人」

「は、はぁ…」


村長のぎっくり腰とゆうベタな展開に遭遇したリズ一行。

ぎっくり腰が起きた途端、地面に倒れた村長から出た白いフワフワした物を何故かノンが無言で鷲掴みしたのを他の四人と白いのが驚いたと思うと、今度はそれを村長にねじ込んだ。

流石にそれは驚愕するしかなかったが、村長は成仏するのをまぬがれたそうだ。

今は村人が敷いてくれたマットの上に横になっていた。


「やっぱり異世界なのかな?ぎっくり腰なんてゲームに普通にないし…」

「でも、村人はぎっくり腰に気づかなかったよ?」

「…でも、マット敷く時慌ててたね」


またナイ以外の四人がヒソヒソ声で話し始めたが結果はつかなかったらしい。


「旅の人にお礼の品を差し上げねば…どうぞ旅の人、地図じゃ」


そう言って村長が渡して来たのは一枚の地図だった。

ナイはそれを手に取り広げる。

その地図を見ようと全員が身を寄せながら覗き込む。

地図には確かにここら辺の地形とここから少し離れた所に大きな街が描かれていた。

そこまではよかった。

明らかに人工的に書いたであろう赤い矢印に「ここだよ」と書いてあり、全員がその場所に呆れた目線を送る。


「実はのぅ…この近くには魔王の城があるのじゃが…」


何やら下から声が聞こえて来たと思い全員がそのまま地図を見ていた目で村長を見る。

だがそのまま話は続いた。


「誰もそれを見つけられんのじゃ…」


目を伏せて話していた村長が終わった後、片目だけ開いてこっちを見ていたのを全員が気づいていたが、あえて無視をした。

五人は再び地図に目線を送り思った。


これ、村長が書いただろ…


それを全員が感じたが誰も口に出す事はなかった。


「リズどうする?」


ナイが後ろにいるリズに問いかけた。

リズはうーんと顎に手を置き考え始めた。

四人と村長が見守る中リズはひらめいたと目を見開き宣言した。


「従いません!」

『…えっ…』


自信満々に宣言したリズに全員が覇気の無い声を出す。

リズはどうだと言わんばかりの笑みで見ていた。


「えっ、どうゆうこと?」


ノンが意味がわからないと言ってきた。

リズ曰く、ゲームとかなら魔王を倒すのは当たり前だがここはゲームの中なのか異世界なのかわからない世界。

だから魔王を倒さず世界を巡りたいとの事だ。

と言うより、めんどくさいらしい。

それを聞いた四人は納得したようで納得出来ないような返事を返すだけだった。

村長に至っては口が開いたままだった。


「と言うわけで、この世界での目標を決めよう」

「お、おう?」


五人で魔王そっちのけで自分の目標を何にするかの話し合いが始まった。

置いてけぼりをくらった村長は恐る恐る「あの…旅の人…」と声をかけるが全員が自分の意見を言ったり聞いたりして誰も村長の声を拾う者はいなかった。


数分後


「よし!全員決まった?」


決まったよと各々が言うとリズが頷きそれぞれの目標を発表する。


「ではまず、ワッチ」

「えぇ⁉︎」


突然の振りに驚くワッチだが渋々目標を言う事にした。


「えーと、目標は翼の生えた白いウサギを見つける事です」


おぉと全員が拍手を送りワッチは顔を赤くして照れる。

ノンは?と聞くとノンはニコニコしながら目標を言った。


「幻の白い狼を見つける事だよ」


全員が拍手を送る。

なんか動物が多いねなんてリズが言うと私違うようとナイとニーチェが手を上げた。


「うちはね、戦闘が多いから回復を頑張るの」

「私はね、敵を多くでも倒すかな…」


ニコニコしながら言うナイと少し遠慮がちに言うニーチェ。

二人は戦闘に対しての目標を決めたようだ。


「リズは?」


振られたリズは不敵な笑みを浮かべ聞きたぃと言ってきた。

若干引きながらナイは頷く。


「自分は考えた、騎士だとゆうのに馬がいないとゆう事実に。だから黒い馬を見つけて飼う!」


キラキラした顔で宣言したリズ。

だが誰もがそこら辺にいるのではと思うが、このキラキラした顔を見ていると流石に何も言えない四人であった。



物語に従わず

突き進むは己の道

夢に浮かんだ幻は

刹那の夢にとどまるか




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