表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/81

おもい(ジャンル:ショートショート)

おもい


「ちょっとやめてよ!」

 なにやら、洗面台のほうから叫び声がする。


しかし、僕はほっておく。最近のいつものことだ。


彼女は悲しそうに、その部屋から出てきた。

「重くなってた。」


その言葉に僕は嬉しくなる。

といっても、彼女にはそんなことは言わないけれど。

顔にも出さないように必死だ。


「いいじゃないか。」

「戻らなったらどうしよう?ずっとこのままなら?」


僕は彼女を抱きしめた。

「大丈夫、このままなんてことはないから。もしも太っても好きだよ。」


彼女はそれで落ち着いてきたのか、ほっと息をついた。

「知ってる、順調ってことよね。」

「そうだね。」

僕は大きくなった彼女のお腹をなでる。

「楽しみよね。」

「もちろん。」

僕はにっこりと、彼女に微笑んだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ