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ホームシック(ジャンル:詩)
ホームシック
山を出て君は森を思う
海を出て君は波を思う
家を出て君は家族を思う
国を出て君は故郷を思う
いつの日か
いつの日か
星を出て君は何を思う
新しい場所は
いつだって最初は冷たい
友を作って
道になじみ
毎日行く場所で
ゆっくり寂しさを忘れていけたなら
そこがホーム
もしも馴染めぬなら
無理をせず
帰っていくのです
それが半年
雪に埋もれる暮らしでも
そこがホーム
帰る場所があるうちは
いつだって呼んでいる
都会を出て君は何を思う
いつの日か
いつの日か
星を出て君は何を思う




