闇の中で
初めてですが、お願いします。なお、この小説は、続きません。
暗い闇の中、閉ざされた部屋の中で1人の少年がたたずんでいた。
その少年は、少女のような体格で、肩まである黒髪は寝癖なのか、はねていた。
ただ、その少年の瞳は、どこか空虚な色をしていた。
どこからか、足音が聞こえる。その足音が、どんどん近ずいてくる。と、少年の部屋に、
光が差した。見えたのは軍服を着た1人の男性だ。その男性が少年にどなった。
「囚人0051番。出所令がでたぞ。表へ出ろ。」
すると、少年が、
「・・・はぁ、やっとか・・・」
と、気だるそうにつぶやいた。
すがすがしい光をあびて、少年は牢獄から出た。暗く深い闇の中から開放された。
そんな気持ちで、少年は、牢獄をあとにした。
囚人0051番。罪状 反逆罪・殺傷罪。
その少年の名を、宝月 崩牙。またの名を、『暁の死神』・・・。
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