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【エウレカ】そんな烏滸がましい

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/07/18

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

私の数学とか物理に対する思いってさ、凄い拗らせてるだよね。

なんか、烏滸がましいんだよ。

数学も物理も、この世で最も理路整然とした学問の一つであると感じている。けれどもだからこそ、一口に愛しているとは言い難いものがある。


「先生は昔は物理が苦手やら、嫌いやら負の感情をおっしゃる事が多いですが、今はどうなんです? ……好きじゃないなら、教師なんてやってないですか……」

「うーん。よく分からない」

好きだの愛してるだの得意だの、この世界では割とよく聞く話であるが、其れはある意味で自分の中だけで生み出された概念であり、ある意味で他人を必要としないものである。

そしてそれ故の傲慢性故に、俺は時折悩む事になる。果たして俺は、愛していると、好きだと、そう言ってしまえるのかと。

顔を顰めているのが気に触ったのかも知れない。教え子はただ眉間に皺を寄せた。

「あーいえ、まぁそう言うのもありますよね」

どうやら、変な事を聞いたと思ってしまったらしい。だが俺にとっての本質的な所はそこではなく、そこでないが故に、何とも言えない気持ちになる。

「数学も物理も、この世で最も理路整然とした学問の一つだとは思っている。美しいとさえ思っている。けれども俺は、その学問を愛する権利があるのかどうか分からない。

余りにも完成され過ぎていて、好きだの愛しているだの言うことが陳腐になる気がする。

……なんて言うの? 誰もが振り向くクラスのマドンナがいて、当然クラスから高嶺の花扱いされていて、凡人でなんの取り柄もない自分が、好きだの愛してるだのと言って良いのかって感じ?

自分がどれだけ努力して、彼女に相応しい男になろうとしても、顔を見るのも、思いを寄せるのも烏滸がましい。目を合わせる事さえ許されない。そんな存在?って言えば良いの?

だから、よく分からない。好きだと、愛していると言える、そんな資格があるのか分からない」

「拗らせてます?」

「かも知れない……」

数学とか物理とかの話をすることがまぁまぁ多い? 人間なんですが。

※別に他の学問も多い? 趣味がガバガバな広さ? 鬼気まぐれ? それはそう。


数学や物理が好き? と言われると、口ごもる。

好きでも嫌いでもない、と言ってしまう気がする。

あのね、こう言ってしまうのは、何も『数学や物理に対してなんの魅力も感じない』とかそういう訳ではないんですよ。


むしろ逆。思うことは滅茶苦茶ある。抱え切れない程、もしかしたらあるのか知れない。

ただ私に『好き』とか『愛してる』という権利があるのかってところがある。


私にとって、数学とか物理って、ある意味で完全体学問。特に数学がその点顕著。

編み出されたひとつの定義に例外は許されない。

あくまでそのルール下の中でなら適応可能。

それを示すために、解釈違いを起こさない為に、えらく記号が多い。

あまりにも完全無欠なんですよ。


そんな完全無欠の学問を、好きだの愛してるの言うのって、烏滸がましいなって。

どれだけ努力しても、学んでも、到底叶わない。


これだけじゃ意味不明なので、付け足すと、

クラスにとんでもない美人がいて、マドンナ扱いされてる。

10人中10人がその人を美しいと言う。

学問も完璧、運動も出来る。なんならお金持ち。あまりに高嶺の花。


そんな人に対して、恋慕の念を抱くことって烏滸がましくない?


そりゃ相応しい様に、身だしなみ整えたり、ファッションセンス気を使ったり、言葉使い見直したり、相手の好きな物リサーチするし、勉強も頑張る。

でも、どんだけやっても届かないんだよ。

だって高嶺の花だから。

此方を見てくれることも、ただの凡人の自分に心を向けることさえない。


そんな人に恋慕を向けるのって、なんかもう、烏滸がましいんだよ。

虚しいんだよ!! どうしようもなく!!


みたいなそんな感情が、数学とか物理にはある。

だから好きとか、愛してるとか言えない。そういう感じ。

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