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春夏秋冬あなたと一緒にいたかった。

作者: 昼月キオリ


心が夏のまま秋になりました。

暑さが過ぎてひぐらしも鳴き止んで

それでも私は

紅葉をあなたと一緒に見たかった。


心が夏のまま冬になりました。

暑さが遠くに鈴虫も鳴き止んで

それでも私は

雪景色をあなたと一緒に見たかった。


心が夏のまま春になりました。

暖かさが戻って来て花が咲いて

それでも私は

桜をあなたと一緒に見たかった。


二度目の夏になりました。

暑さが戻って来てひまわりが咲いて

それでも私は

サルスベリの花を見ながらあなたを想う。

それでも私は

花火をあなたと一緒に見たかった。


変わりゆく季節に他の誰かではなく

あなたがいて欲しいと

願う一日一日を噛み締めて過ごしています。


変わりゆく季節に他の誰かではなく

あなたとが良かったなと

想い一日一日を抱き締めて生きています。


無情にも時間は過ぎてゆくけれど

これまでもこれからも

それは変わることなく続いてゆきます。



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― 新着の感想 ―
心は夏のまま、季節だけが過ぎていく、秋の紅葉も、冬の雪景色も、春の桜も、二度目の夏の花火も、二人の時を想いながら見つめる情景がとても印象深く、心に残りました。 景色の描写が、切ないけれど美しいですね…
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