第14回 血糖値とスイーツ
突然健康問題に踏み込み始めたエッセイもどき第14回です。
一部読者にピンポイントでダメージを与えてしまった可能性をひしひしと感じています。ワイは知らんがな!
健康と食事は切っても切り離せない関係にあると思います。
健康的な人生は健康的な食生活から。バランスの取れた食事、間食はほどほどに、一日三食をしっかりと。
様々な場面で口酸っぱく言われてきた事柄です。
言わんとすることが正しいのはわかりますが、それを崩さねばならない時だってあると私は主張したい。
それが健康診断の後です。具体的には診断結果をもらった後です。
私の血液検査の結果はおおむね正常の範囲内に収まっていますが、去年・今年とそこから外れてしまった項目がありました。
去年はコレステロール値、今年は血糖値です。
この文章だけを読むと「こいつ食い過ぎで油と糖分摂取しすぎたんか……」と憐れまれるかもしれませんが、違います。
どちらも基準値を下回ってしまっていたのです。
自分でも「は?」と言いたくなりました。
なんでや、一般的な食生活送ってるだけやろがい。なんでそれで注意されんとあかんのや。
思わず関西弁になりましたが関西弁を喋ったことなど一度もありません。
そんなことより私はいたく驚きました。まさか足りないなんて。
去年は結果をもらったその週末、行きつけのとんかつ屋へ走りました。
そう、このエッセイもどきの第1回で登場した私に元気をくれるワンダフルなお店です。
こんなコッテコテの揚げ物ならコレステロール増やしてくれるに違いない! 頼んだ!と思いつつ。
そうしてとんかつを定期摂取していたのか功を奏したのか(?)、今年のコレステロール値は正常の範疇でした。
ただ、今度は血糖値が基準を下回ってしまったのです。今度はそっちかよ!
確かに思い返すとあまり間食を取る機会はありません。
家では果汁100%のジュースは飲みますが、糖類ドッバドバの清涼飲料水はさして口に入れません。
その他は一日三食の食事の中に含まれる糖分が私の血糖値を上げてくれているはずでした。いや、むしろそれくらいで正常値に収まるべきものなんよ。
なのにどうして。
まあ医者曰く低血糖だからといってすぐに問題が出てくるわけではないし、食事をすればちゃんと血糖値は上がるはずだから問題ないとのことでした。
ですよね。低血糖が常時続いてたら今頃私は自宅でぶっ倒れてるでしょうね。
というわけでお菓子を食べたいと目論んでいるのです。
それもとびきりスイートなやつを。
それならコンビニとかスーパーで買えばいいじゃんとも思いますが、個人的に狙っているのは某シ○トレーゼです。あそこはいい。お菓子が大集結した店というだけでロマンがあります。
そこでお手頃価格のスイーツを思う存分買って、家で少しずつ食べて血糖値正常化に貢献するぞ!
こんなことを言うと高血糖の方々に睨み付けられそうですね。
実際のところ我が家は父方も母方も高血糖の家系ですので、私も将来的には糖尿病に罹る未来が見えます。
インスリン注射なんか考えるだけで恐ろしいですね。それだけは絶対に嫌です。
え、じゃあ今から節制しておけよと自分の中の理性的な自分がクレームを入れてきます。
……そう、ですね。多少低くても高くなるよりはマシですよね……
こうして私のシ○トレーゼ爆買い計画は無に帰したのでした。
めでたしめでたし。
ではまた。