盟神探湯
おはようございます!
花見日和も過ぎてしまいました。
もう散り始めています。
桜はほんと潔い!
今週もよろしくお願いいたします!
日本史で習ったのですが、タイトルってこれ普通読めないですよね?
盟神探湯
どう読めば「くがたち」になるのでしょう(笑)
武内宿禰が弟に陥れられて殺されそうになったのですが、これはとばかりに無罪を主張したところ時の天皇がこの方法で裁判をして判定したらしいのです
で、武内宿禰が勝ったとのこと・・・
この方法って・・・煮えたぎったお湯の中に潔白の者が手を入れても火傷しないらしくて、反対に嘘を言っている者が手を入れると火傷を負うらしい
いえいえ、こんなことして火傷しないなんてありえへんやろ?
これ武内宿禰の件では弟が先に手を入れて火傷をしたから、武内宿禰は手を入れるまでもなく潔白だ!となるのではないでしょうかね?
それとも武内宿禰は360歳ぐらいまで生きたとの伝承があるからスーパーマンやったかも知れませんがね
この後、允恭天皇の治世で盟神探湯の神明裁判は奈良の明日香村にある甘樫坐神社の境内で行われたらしいのですが、この神社はどうやら武内宿禰が創建したようです
その盟神探湯の神事が戦後から行われており、知り合いの飛鳥の劇団員さんが寸劇をするらしいので、見に行こうと赴いたのです
4月6日(土)桜は満開だし、晴天だしこりゃ人出が多いやろうなぁと思って車を走らせたら、南阪奈道の太子インターチェンジで渋滞らしい・・・やっぱりな
ということで西名阪道に急遽変更したら、すぐ大阪府内の柏原インターで降りなさいとのカーナビの指令が・・・え?奈良まで行かせてもらえないの?
柏原で高速を降りて国道165号線を走り大阪教育大学の横を通り抜けたら・・・途中の奈良県香芝市の穴虫までちょい渋滞中・・・ここも混むものなぁ・・・智辯学園奈良を横目で見ながら、やっと穴虫の交差点を抜けたら、順調に走り出しました
どこもかしこも桜が満開やなぁ
と窓越しに桜を見ながらのドライヴでした
途中、それこそ武内宿禰に所縁のある竹内の交差点の辺りでまた少し渋滞して、そこからは本来走るはずだった南阪奈道の出口葛城インターから先に繋がる大和高田バイパスを走り橿原神宮方面を目指しました
これまたこのバイパスの出口辺りで1キロほど渋滞していて、そこから右折して目指す橿原神宮前辺りでも渋滞とのことなのでちょいと迂回して田舎道を走ることにしたのです
まあ、しかし一面田畑が広がるのどかな田園風景にあちらこちらで桜が満開であり、ええ風景やなぁ・・・
そしてうまく迂回できて、甘樫坐神社近くの駐車場に車を入れることができましたが・・・
だだっ広い駐車場の中は私の車のみ・・・あれ?ここで合っているんやよなぁ・・・
まあ、車を停めて徒歩で一路神社を目指す
しかし、のどかな田園風景だこと
その神社に出る前に向原寺、広厳寺とも、がありそこの縁起を読んでみると推古天皇即位の地であり豊浦宮がここにあったらしい、その後に小墾田宮へ遷都した跡を蘇我氏に賜り百済王から賜った仏像を安置した
また日本最古の尼寺である豊浦寺も営まれた
しかし、その後疫病が流行りこれは蘇我氏が仏教を持ち込んだために日本の神の怒りだと主張する物部尾輿や中臣鎌足らによってその仏像を難波の堀江に捨て伽藍も焼き払われたらしい
その後に向原寺が建立されているが、周りには豊浦寺の痕跡も残っているとのこと
なるほどね!歴史で習ったわ(笑)
確かに痕跡もこの目で確かめました
また、このお寺の山門前は正方形の田畑になっていて、ここが一面お花畑だったのがとても気持ちが良かったですわ
そしてこの寺の角を曲がって突き当りに目的の甘樫坐神社の本殿が鎮座されていました
着いたぞ!
しかし、あれ?誰もいない・・・
神事は?
神社に参拝して、境内を見渡すと盟神探湯の字ととともに説明文が書いていました
けれど14時から神事のはず・・・もう13時40分やけどねぇ
何故?
スマホを取り出しこの知り合いの劇団員さんのSNSを見てみる「4月7日(日)に・・・」
えっ!ガビ~ン明日やんか・・・・
なんちゅうこと・・・
今回は縁がなかったんやねぇ
でも、歴史の勉強になったわ!
ここまで来たので、せっかくだから桜井の安部文殊院近くで知り合いがオーナーをされているケーキ屋さんへ寄って行こう!
ケーキ屋さんのオーナーに今日のいきさつを話したら大笑いされました
でも、寄っていただいてありがとう!との笑顔もいただきましたよ
お土産にケーキとプリンを買って帰宅!
途中、平城京へ遷都する前に遷都された藤原宮の跡地を通ると、大きな宮跡にとても多くの桜が咲き誇っていて、花見客でごった返していました
ここでも渋滞しましたわ
帰りにスーパーで買い物をして、帰宅して晩御飯の用意をして、疲れたので盟神探湯ならぬ極楽の入浴をさせていただきました
まあ、これはこれでええ日やったな