6. 先生はこわい
前回のあらすじ
ゆうきくんは先生とふたりきり
「どうしましたか、ゆうきくん?」
先生は僕のほうを見ている。
「いや、どうしてカギを閉めたのかなって…」
「邪魔が入らないようにするためですよ。
ところでゆうきくん二人きりですね」
先生はニコッと笑っている。
「ゆうきくんは、とってもかっこいいのにそんな助けてほしいってかわいいこと言われちゃったら、ギャップがすごくて。私、そういう男の子大好きなんです。なんだか体もあつくなってきた気がします。だからゆうきくん、私もう無理かもしれないです…//」
先生が近づいてくる。逃げなきゃ、怖い。そう思って後ろに下がる。
「ゆうきくん、逃げ場はありませんよ。ふたりきりです、お姉さんといいことしましょ?ゆうきくんのことをたくさん指導してあげます」
怖くて何も言葉がでない。先生の顔が近い。
僕のほほに先生の手が触れる。こわい、こわい、こわいこわいこわい
「ぁ、あぁ…」
「冗談です。からかってごめんなさい。そこのソファに座って待っててください。お茶をいれてきます」
ものすごく怖かった、動けなくなったし声も出なかった。
本当に冗談なのか?本気としか思えないような素振りでしたけど。
小林先生はというと、まるで何もなかったかのようにして、お茶をいれている。
「まだ座ってなかったの?はい、これお茶です。ちなみに何も入れてないから安心して飲んでね。不安なら私も飲んであげるけど、間接キスになっちゃうけど」
いったい何を入れようとしていたんですか?!本当にこわい!
僕はソファに座る。すると小林先生は僕の目の前ではなく、僕のすぐ左隣に座ってきた。
「ところで、相談ってなにかな?ゆうきくん」
何もなかったかのようにして僕に聞いてくる。肩は触れ合ってるし、すごくいい匂いがする。それになんで先生の右手は僕の太ももの上においてあるんですか?!さすらないでください!!
「あ、あのちょっと離れてくれませんか、先生近いです…」
先生は僕の左耳に囁くようにして
「いやよ。ゆうきくんの隣にいたい、おねがい」
本当に冗談だったんですか、先生!
もう相談どころじゃないんですけど!
読んでくれてありがとうございます。
もっと文章力があればいいのになってなります。
またよかったら読んでください




