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『さよなら』を理解する時

作者: 溜息

小さな子供は褒められると素直にある程度は同じ動作や言葉を繰り返してくれます。

すごくかわいいので、ついやってしまいますが

その中でも子供の心なりに切ないのが『さよなら』の意味を理解した時


最初はバイバイしようねと手を振って教えます。

その次はたまに自分からやると、相手がニコニコして手を振り返してくれるので喜んでやります。

これを繰り返すと『バイバイ』をしたら、そこから帰るか相手が帰ることに気づくのです。

そして本当に『さよなら』をしたくないときは泣いたり座り込んだり、怒ったり嫌がったりするようになります。

・・・でもね、『さよなら』はまたねと同じだとすぐ考えるらしいのです



そして幼児期を抜けると『さよなら』がそれっきりになることを体験し始めます。


皆さんはいつ“一期一会”

『さよなら』した人が二度と会うことがないかもしれないと気づきましたか?

そして見知らぬ人にも思いをはせ、旅行ですれ違った人も一期一会なんだと感じるようになると

それが大人になった証です。

どんな小さな出会いも、長い付き合いも、大きく運命を変える人とも

『さよなら』が今生の別れになることは本当に簡単で切なく儚いものなのです


だから出会いは大事で、

好きだ・大切だと思う人に言葉や行動で伝えることは本当に大切なことだと知っている大人になってほしいし、自分はなってるのかな?と思います。


『さよなら』を知ることはつらく悲しい思い出も増えますが、だから『さよなら』するものの価値

『さよなら』したくないものの価値を人生で知ることになります。

失うことが得ること、得ることが失う事につながること

そして失うことも得ることも実は心の中には残っていること


人の心の仕組みは摩訶不思議ですが、こういう体験を通してとても神秘的で刹那的な美しさも感じるのです

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