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女神殺し

第二部・焔の花編主要人物

作者: つつみ

※第一部からの登場人物は第一部の人物一覧をお読み下さい。




【復讐者達】

新たに誕生した狂った女神に立ち向かう者達



・復讐者(Vendetta)

一人称:私(昔は僕)

性別:男性

年齢:不詳(千年以上は生きている)

出身:旧世界

第一部に続き主人公に当たる。

第五の女神ペールア・ラショーの誕生と現出により発生した焔の花の猛撃に追い込まれた他、四女神殺害の件から女神ペールアに憎悪を向けられている為、立場的には追われている者。

何者かからの加護によって見た目に反して千年以上は生きており、後述のエイン共々不老長生である。


新たな女神ペールアの件移行永世不可侵領域へ辛くも逃れ、対女神抵抗組織として「復讐機関リプレサリア」を立ち上げる。



・エイン(Ein)

一人称:私

性別:男性

年齢:復讐者に同じく千年以上生きているが不詳。数えていたが諦めた

出身:旧世界

復讐者の親族にして、共に戦う仲間の一人。

復讐者同様何らかの加護により不老長生の模様。

常にですますの真面目な話し方を心掛けており、冷静かつ真面目に振る舞う。

どうも此の振る舞い方になったのには彼自身の過去に起因しているらしいが………?

因みに元ヤン。

もしかしたら察しの良い人はお気付きかもしれない。



・レミエ(Remie A Saqura)

一人称:私

性別:女性

年齢:本人の要望により秘密。「レミエ」という存在としては数百代の転生を経ているが魂自体が不滅に近い為そういう意味では復讐者達と同じかもしれない

出身:辺境の小さな街(名称不明)

第一部で復讐者達と共に戦った、奇跡の聖女。

基本的な事の殆どは第一部に同じだが、彼女の魂がオリジナルのレミエの魂へと昇華した為、戦闘時にオリジナルのレミエの姿へと変えられる様になった。

リプレサリアでも聖女として振る舞い傷付いた者を癒やす。…が、最近ツブ族や子供達に慕われている為意外と多忙気味らしい。


本名はレミエ・A・サキュラ。

どうも相方であるユイルに対して何か思う様だが……?



・エムオル(Emuor)

一人称:わたし

性別:不明

年齢:見ためはこびと、じつねんれいは多分びっくりするかも

出身:永世不可侵領域内ツブ族集落ポプル・ビレッジ

一行のマスコットみたいな役回りのツブ族。

情報を集める情報屋だが、焔の花の一件で戦う事を選択した。


ツブ族きってのやんちゃ者であり、後述のサクモに対して敵対関係にありながら振り回したりおちょくったりする。

うっかり屋だが、以前程と比べるとマシにはなった模様。多分。



・ユイル(Yuill Yurdiluna)

一人称:私

性別:男装の麗人

年齢:20代

出身:滅亡都市エフィサ(西方にあったとされている)

レミエと共に旅をしていた元エフィサ女神直属軍事部隊「ルフェルサス」の女性。第一部でシーフォーンから優れた戦闘能力に目を付けられた事で彼女の操り人形にされ、星都でレミエと戦った。

その後シーフォーンに与えられ続けた薬物の副作用で身体の自由が利かない事が続いたものの、現在は回復。焔の花事件の際にニイスの伝心を受けて民衆達を避難させつつリプレサリアへ身を寄せた。

その後復讐者から戦闘能力の高さを買われて叛逆部隊の養成に務める教官として活動している。

尚、本名はユイル・ユーディルナ。


名高い武人なだけあるからか、彼女がエフィサの精鋭部隊ルフェルサス所属時代の事は今回初めて明らかになる。

レミエとは親しい仲ではあるが、どうも両者の間に何か引っ掛かりが残っている様だ。



・オディ厶(Odim)

一人称:俺

性別:男性

年齢:15歳

出身:聖都ミストアルテルのスラム

容姿:赤茶けたショートヘア。琥珀の様な色の目を持つ。

天涯孤独となった少年。

聖都のスラムで唯一の肉親だった祖父と共に日々を過ごしていたが、彼の祖父は女神シーフォーンによる"ゴミ掃除"の際に「生きているだけで有罪だし吹き溜まりが綺麗にならない原因、ゴミクズ、私の視界に入るだけでも粛清対象♡」と見做されてしまい目の前で処刑される。

以降女神シーフォーンを中心に祖父やスラムの老若男女の死を嘲笑った女神や追従者達を酷く憎んでいたが、復讐者による女神殺しの件で復讐者に会う事を決意する。


その後起きた焔の花事件により色々あって復讐者と出会い、若年ながら復讐機関リプレサリアの叛逆部隊の一人として焔の花破壊に直走る事となる。



・サフィー(Supher Casmu)

一人称:わたし

性別:女性

年齢:14歳

出身:星都ソフィアリア・イル

容姿:墨色の髪だがツートンカラーで内側の髪色が淡い青色、そして毛先が薄紫色になっている。目の色は赤紫。

元ソピステラの少女であり、復讐機関リプレサリアに所属する一人。

熱心で敬虔なソピステラであった為、復讐者を酷く憎んでいる。其の為リプレサリアへ所属する事となったものの宝物である短刀で復讐者を何度も襲撃し、彼の殺害を図ろうとする。


四女神については出身が星都の為デインソピアを特に信奉しており、彼女と縁の深く親しいシーフォーンに対してもただ純粋に敬っていた模様。

新たな女神ペールアに対しては彼女がもたらした災厄や狂人めいた気質から其れを良しとはしておらず、寧ろ四女神の様に信奉するべき対象では無いと嫌悪している。

彼を憎む理由に星の乙女が関係している様だが………?




【女神サイド】

嘗て追従者であった彼女は新たな女神として誕生する。

憤怒と憎悪と共に世界を紅蓮に包む



・ペールア(Perlua rachor)

一人称:私

年齢:追従者化していた為不詳。外見的には僅かに若く見えるが30代程

新たな第五の女神、ペールア・ラショー。司る属性は「過激」と「憂鬱」。

名の意味は「燃ゆる絵の創生者」及び「紅蓮と絵画の魔女」。

焔の花教の信者達からは彼等が創作した創作言語で新たなる焔を意味する「ポケリスウェッティル」という言葉を用いられて崇められている。


四女神消滅後、世界を紅蓮に包んだ災厄の女神。

元々はシーフォーンの追従者だったが、第一部で謎の青年から「悪意と憎悪の種」を心臓に植え付けられ、女神シーフォーンの死を其の目で見てしまった為に彼女の中にあった復讐者への憎悪が芽吹き、変化した存在。


主に復讐者へ対する強く激しい憎悪と怨嗟、殺意を抱いている。

既に精神が狂ってしまっている為(たが)の外れた発言や行動をしたり突然笑い出したりするものの、復讐者を前にすると強烈な憎悪と攻撃性を発揮し、表情も一変する。

非常に情緒不安定で、危険な思想と攻撃性の持ち主である。


新たに誕生した女神という理由で一部の狂者達から信仰される存在となったが、肝心の彼女は自身を信仰する狂者を含め復讐者以外の者達は単なる塵芥か使い捨ての道具としか思っていない。

唯一後述するサクモに対しては女神シーフォーンの遺骸を見つけ出す様命令している事からサクモに対しては割と友好的なのかもしれない。


それ故に敵味方問わず彼女の機嫌が悪ければ燃やしたり踏み潰して殺し、あらゆる欲望を持て余しては復讐者への憎悪と殺意に、そして欲の発散の為に信者へ惨たらしい仕打ちを行っては時に憤怒や淫猥さを含む淫らな絵を描いて自身も淫蕩な妄想や発言、行動に耽ったり人間達の身体を刃物で切り裂いて臓腑を抉り取り出したりと、ある種四女神以上に狂ってしまっている。


ペールアの思惑に「女神シーフォーンの蘇生」というものがあり蘇生による完全復活を図るべく女神の遺骸を集めている。



・サクモ(Sakumo)

一人称:私

性別:女性

年齢:多分20代後半と思われる

出身:聖都ミストアルテル平民領

容姿:深緑色に近い黒。癖毛。目の色は黄色を含む緑色。

ペールア直属の特使(の様な存在)。元はミストアルテルで平穏に過ごしていたが焔の花事件の際に家を失ってしまい路頭に迷っていた所、不幸な事にペールアの御所にやって来てしまった事でなし崩し的に特使にされてしまった。


基本的になよなよとしており揚げ足を取られたり迂闊な発言をしやすい人物で、ネガティブ。

然し其の割には何かと要求が多かったりゴネたりと意外と問題児っぽい側面を持っている。

でもやる時は割とやってくれる…らしい。


ペールアが「追従者」という言葉に何故か深い嫌悪感を持っている為特使という扱いを受けている。

ペールアからの命令で女神の遺骸を集める為奔走しているが、グロ耐性が強い訳では無いらしく御所に集められた遺骸の状態と何らかの思惑あって託されたシーフォーンの遺灰と血液を混ぜた代物が入れられている首提げ式の謎の容器の中身を見た後盛大に吐いている。

エムオル達ツブ族に懐かれやすく出会い頭に振り回されたり(悪意は無い)と何故かツブ族と縁がある上に損な役回りに立たされたりする事があるちょっと可哀想な人である。



・虚像たち

殺された四女神から追従者達まで再現された虚ろなヒトガタ。

ペールアの能力によって生み出された為彼女の意思に従う。

モデル元と同じ能力を使いこなすが、所詮はイミテーションでしか無い為威力はオリジナルよりも弱く、耐久性もオリジナルより劣る。


但し女神シーフォーンだけ、とういう訳か再現出来ても直ぐに崩れて駄目になってしまう。

恐らくペールアのシーフォーンへ対するある種の想いが阻害している可能性があるらしい。

其れ故に先述した「女神シーフォーンの蘇生」に対しても躍起になっている。




【影に潜む者】

主に個人的な動機や要因で世界の何処かに存在し、暗躍し、潜む者。

後述するその他の部類の人物達とはまた異なった存在



・スノウル(Snowl)

一人称:私、スノーリー、スノ氏etc.

性別:女性

人物紹介上では容姿等の詳細は第一部の主要人物達の通り。

但し自らが仕えていた女神リンニレースを殺害し、以降は星の乙女含めた女神サイドの人物に何かと関わっていた模様。女神達の事も快く思ってはいなかったが復讐者達に対する感情も良いものでは無いらしい。


今回、あまり表舞台に立とうとはしないが彼女なりの「目的」があるらしく其の為に行動している。

女神殺しの際に幻術を使う追従者ニルスィを引き抜き自分の仲間として共に暗躍する。



・ニルスィ(Nilsi)

一人称:わたし

性別:女性

人物紹介の詳細についてはスノウルに同じく第一部の主要人物達から。

遠征中に失踪した事で生き延びた追従者。行方を晦ましてしまった際に致命的な怪我を負っていたが、スノウルに救助され今に至る。

スノウルと共に彼女の目的の為に同行しているが、何事にも誰に対しても本性では噛み付く攻撃的なスノウルとは違い毒こそあるが比較的穏やかで優しい部類である。一応。




【その他】

暗躍する者、奔走する者、様々な者が存在する



・ニイス(NIS)

一人称:僕

性別:男性

第一部で復讐者と共に行動していたが、第二部では消息を絶ち独立して行動している。

何故彼が復讐者達の前から消息を絶ったのか、何の目的があるのか、其の真意は彼にしか分からない。



・「何か」(???)

一人称:僕

性別:男性

第一部でペールアに「悪意と憎悪の種」を植え付けた張本人。

自らを『支援者』と名乗り、運命の女(ファム・ファタール)達に超常的な力を与え、四女神へと変貌させた元凶でもある。


今回は独立して行動しているが、焔の花教団を裏で操っていたりペールアにも度々干渉している様だ…



・"あの人"

享年:2■

没年:2■1■…(恐らく年号の変わる頃辺りだったのではないか、とされている)

性別:男性

復讐者、エインにとって掛け替えの無かった人物であり、故人。

今回も此の名称のみが語られる。



・アムルア(Amlua)

一人称:わたし

性別:不明

年齢:生まれて間も無いらしい

容姿:クロルにそっくり

エムオルが連れて来たツブ族。

何処と無く追従者クロルにそっくりであるが………

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