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円環の魔導師  作者: 日傘ユキ
序章 古き神話と新たなる転生
1/16

神々の創り給いし、この世の中で



むかしむかし、それよりもまた、遥か昔。

まだこの世ができて間もない、創世の頃のことです。

天に合わします母なる三柱の神々が、この世をおつくりになられました。


緑豊かな恵みの地を。

悠然と広がる果てない空を。

ありとあらゆる生命を。


この世に存在するその全てを、おつくりになられたのです。


しかし愚かな生き物たちは、神々のご意向に反し、良かれと思って与えた「魔法」という力を使って戦争と殺戮とを繰り返しました。


神々は大層悲しまれ、一体どうすれば愛しい命たちが手を取り合い、仲良く暮らしていけるのかを考えたのです。


そこで、神々はある名案を思いつきました。

命は有限であり、考え方や在り方は常に変わっていく。一度学んだことでさえ、世代が変われば、先祖が辿った過ちを再び繰り返してしまうのだ。

ならば、転生を繰り返し、知識を次世代に受け継ぎ、常に人々を導くことのできる特別な存在を生み出してはどうか、と。


神々はそれらの天命を、生命体の中でも特に高い知能と理性を併せ持つ一族、「ヒト」にお与えになりました。


かくして、それらの天命を受けた「円環の魔導師」と呼ばれる十の命は、転生を繰り返しながらあらゆる世に生まれ、そして常に、世界をお導きになられたのでございますーー。



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