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父親は召喚者(仮題)  作者: あぐろ
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ぼくのお父さん

初投稿みたいなもんです

ぼくは生まれてこの5年間、お母さんを見たことが無い。


あと、友だちはいるがとても仲の良い友だちも出来たことがない。


だからいつもはだいたい1人で本を読んでたりする。


お父さんが集めてた本だったり村長の家にある本を読ませて貰ってるから内容はばらばらだしぼくにはまだ早い気もするけど、する事も無いから頑張って理解するように読んでる。


でもよく分からないのが多いよ、言葉がむずかしすぎて。


だってお父さんの部屋には見たことない文字の本があったりするし。


調べようにもぼくが読める本には他の国の文字の事とか書いてない。


それでね、お母さんの事は分からないけど、仲の良い友だちが出来ない理由は何となくだけど分かった気がする。


前に僕より年上のお兄さんたちが話しているのを聞いちゃったから。


その内容はぼくのお父さんが魔王を倒した英雄だって話。


だからお父さんの事を呼び捨てしてる人いない。


英雄は人間の希望であり、神の使徒だとされているから。


この村にいるのはお父さんがどこかの国に所属する事が無いようにするためだってさ。


そんなわけないのにね。


だってぼくのお父さんはいつも家にいるし身長も腕も隣の家の男の人の方が大きくて強そうだもん。


でもお父さんの手のひらはとても硬かった。

なんでだろう?


お父さんは前まで冒険をしていたらしいから、今でも冒険したくてたまに数日間どこかに行っていたりするみたい。


...ぼくは大人だから寂しがったりしないし、家事もちゃんと出来る。

でも寝る時ちょっと怖いのは内緒。


お父さんはぼくのことをすごく心配するから、あまりそういう事は言わないようにしてるの。


たまに泣いちゃう時もあるけど、そんな時のお父さんの慌てぶりをみればぼくが大切にされてるのは分かる。


ぼくはお母さんに会ったことがないから家族と言えばお父さんなわけで、ぼくもお父さんの事が好きだ。


でも、仲の良い友だちが出来ないのは悲しいな。


本を読んでるのも退屈だし、なにか新しい遊びないかなー?


ぼくはこの村から出たことが無い。


だから1度くらい村から降りてみようかなって思う。


もちろん村のみんなには内緒でね。

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