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経験値がほしかったのに玉を渡された  作者: てんこ
4日目
43/126

会議しました!1

日が段々と落ち始めた頃、みんなはそれぞれ仕事へ戻っていった。


俺も今できることの確認をしていると、すぐに日は落ちて夜になり、みんなが源泉に集まり始めた。


「みんなお疲れ様。今日はごめんね」


「ぶわっはっは!いいですよククル殿!たまには酒に溺れることもありますからな!」


今日ばかりはこのゴンゾの大声も嬉しいな。


「そういえばピンク、今日飼育場の仕事任せちゃったけど大丈夫だった?」


「きゅー!」


「あぁ、コイツはしっかり仕事してくれてたぜぇ。牛もリラックスしてたし、鶏のえさやりも完璧だった」


「やるなピンク」


「きゅきゅきゅ!」


小さく体を反らせていることから「任せなさい!」と言っているんだろう。


「それじゃあ今日の結果を言うね。農場「40pt」植林場「500pt」水源が「10pt」飼育場「300pt」。これは魚の飼育場を含めたポイントになるから」


「850ポイントかぁ…。やっぱり水源のポイントがなくなったのはでかいな…」


「すいません…」


「これはキリのせいじゃないよ。むしろ遅かれ早かれいずれなる結果だったんだ」


「そうよ、キリのせいじゃないっわ!」


「けど、現状の状況をなんとか打開しなくちゃならない。だから今日、街のレベルアップをしようと思う」


「ついにか…」


「いろいろ見てみたんだけど、今の僕たちのレベルはようやく「村」になれたぐらいらしい。だから今回は「町」までレベルアップをする」


「村から町へ…。一気に活気づきそうですな!」


「それに街作りのレベルが上がればち作れるものが増えるらしいんだ」


「よし!早速やろう!」


「その前に、やりたいことがある」


「やりたいことですか?なにかありましたか?」


「…まだ作っていない『製作所の建設』『採掘』の施設をつくろうと思う」


そう、まだ作れていない施設が残っている。それは今後どう左右するかわからない物になる。


「また施設作んのか?」


「今でさえ人数はギリギリですから、あまり得策とは言えない気もしますが…」


「もしかしたら、のための保険だよ」


「保険だぁ?なんのためだよ」


「街作りのレベルを上げると、一体どうなるかまだ分かっていない状況だ。もしかしたらレベルがあがったら使用ポイントが上がるって危険もある」


「そりゃあそうか…」


「だから作っておく。機能はまだしなくていいからとりあえずでね」


「ふむ…わしにとっても採掘場は嬉しいですからな」


「そうだね、ゴンゾは元々炭鉱職人だから適任だね」


「制作場は…まぁ仕方ねぇから保留か」


「人数が増えて回せそうなら回すって感じになるね」


「…僕は主がそう決めたなら従います」


「あたしも」


「私もです」


「ぶわっはっは!わしもですぞ!」


うるさいなぁ、ほんと。


「ちっ、まぁ損はしねぇだろ」


みんなからそれぞれ支持がもらえた。よし、これで最初の段階は決まりだな。


次の段階、これをどうするかだな…。


「……次なんだけど、議会をつくろうと思う」


そう、代表者を決める段階だ。

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