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経験値がほしかったのに玉を渡された  作者: てんこ
4日目
42/126

条件が揃ってました!

本日で丁度投稿して一週間となりました。


この一週間で数多くの方に閲覧していただき感謝しています。


本当に数多くの方に見ていただき、ポイントも24ポイントも頂けることができました。


より一層皆様に読んでいただきたいと考えていますので、より一層書き進めていこうと考えていますのでよろしくお願い致します。


つきましては、私のやる気アップのためにぜひ評価やお気に入り、ブックマーク、感想を頂けたら幸いと考えていますので、ぜひお願い致します。


長い挨拶となってしまいましたが、皆様今後とよろしくお願い致します。

二日酔いがなおらず、日が高く上るまで俺は水源近くのところで寝転んでいた。


サシャや華もギブアップなのか青い顔をして寝転んでいる。


「昨日俺ら何してたっけ…」


「酒飲んでテンション上がったところまでは覚えてるけど…」


「僕も…。醜態をさらしてしまった…」


記憶がないのがせめてもの救いだが、自分が何をしたかというのがわからないのが恐怖だ。


「あー、頭いてぇ…。二日酔いだ…」


「あ、サタンおはよう。吐くなら水路行けよ…」


「そこまでじゃねぇが、頭がいてぇのと、記憶がないのがつれぇ…」


赤い短髪で強面の男バージョンのサタンが頭を押さえてふらふらと歩いてくる。


流石にきついのか青い顔をしている。


「おはようございます、サタンさん」


「おはようキリ。わりぃけど水くんねぇか?」


そうサタンがいうとキリは潜ってコップを持ってきて差し出した。


「昨日の酒、ありゃあ魔界でも『飲みやすくて酔いやすい』でお馴染みの酒だな…」


「なんだその酒…」


「酒に酔いたいだけの若いやつらとか、金のないやつが買う酒だよ」


「…おいサシャ、あれお前のおすすめだよな」


「あたしは金ないからいつもあれ飲んでるんだよ」


「なんていうものを買ってきたんだサシャさんは…」


「あたしは楽しかったですよ?それに…」


「ん?サシャ、俺なにかしたの?」


「い、いえ!昨日ククルさんが楽しんでたなーって!」


「なにしてたか聞きたくないな…」


想像がつかなくて怖い。


そんな話をしていると、スライムが跳ねてきた。


「あぁ、スライムさん。すいません、今日はなにもできそうもないです」


「……(ぽよんぽよん)」


優しい光を出して華の問いを答えるスライム。そういえば昨日こいつも飲んでたのか?


「あ、そういえばステータス確認してないや。経験値入ってるかな」


玉を取り出して確認すると、なんと俺は2つレベルが上がって103になっていた。


「お!すげぇ!一気に上がった!」


ステータスの延びは前回と変わらずだが、どんどん延びている。


「おぉ、すげぇな、さすが序盤の勇者に倒されるレベルのモンスターだなぁ」


「素直に喜べるように誉めてくれよ!」


「まぁ、確かにあたしとキリよりレベル上なのにステータスあたしたちより低いもんね」


「い、いや?幸運だけは勝ってるし?」


「あまり使いどころないですけどね…」


「華まで!?酷くない!?」


前回の食料問題で活躍したし?意外とここ一番では活躍できるし?


「そういやぁポイントはどうなんだ?」


「あぁ、そうだな…。あれ?1500ポイント!?だけ!?」


「はぁ!?どっかでマイナスでたのか!?」


この前のポイントよりすくない。いや、今回からは飼育場とか増えたし、農場も機能し始めた。そんなわけないはずだ…。


「ちょっと待って、内訳を見るから…。え、水源のポイントが20だけ!?」


「はぁ!?なに言ってんだよ、キリは昨日1日浸かってたぞ!?」


「まさかゲロでマイナスされたとかかぁ?」


「いや、マイナスはない…。多分…」


「多分なんですか、主」


俺は自分の勘を頼りに街作り全体の状況を見てみる。すると、思った通りだった。


「水源の水質レベルがマックスになってる…」


「え?すでにレベル最大ってことか?」


「そういうこと。だから浄水もなにもないってことだ…」


「そ、そんな…」


1番ショックを受けているのはキリだ。


キリが1番の稼ぎ頭で、ちゃんと仕事をしていたのに、それが仇となったのだ。


まさかのレベルマックス。これ以上仕事をしても意味がないということだ。


「これはもう仕方ないな。とりあえず、また水質が下がるまで待つしかない」


「はい…」


「そんなに落ち込むなって!キリがちゃんと働いてたからなった結果なんだし、今回のは仕方ないだろ!」


「ありがとうサシャ…。だけど、あたしこれ以上なにもできないかと思ったら…」


涙目になってしまったキリ。サシャも必死にフォローをしているが、確かにこのままじゃ…。


「あ、そうだ」


「あぁ?どうしたんだ?」


すっかり忘れてた。そういえばできるじゃん。


「街レベルのレベルアップ。できるじゃん」


「そういえば…ありましたね」


「確か『人数が10人達成』が条件だったよなぁ」


召喚画面で人数を確認すると、俺を含め10人となっていて、人数が丁度足りている。


レベルアップ画面を見ても『条件達成!』という文字が浮かび上がっていた。


「もしかしたらレベルアップで作れるものが増えて、その中にキリのできる仕事が増えるかもしれない!」


「ほ、本当ですか!」


「してみないとわからないけど…。とりあえず、夜になってみんなと合流したらやってみよう!」


街のレベルアップ。これは期待できそうだ!。

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