7.私は空気になりますた
いつの間にか野次馬もいなくなっており不逞浪士達も居なくなっていた
大方、連れて行かれたんであろう
「はいはい、何でしょう」
「何があったのか状況を説明してくれませんか?」
優男さんが聞いてくる
てか、この人初めて喋ったなー
なんてことを考えながらさっき起こったことを説明した
「成る程…わかりました。怪我はないですか?」
「私は大丈夫。でもこの娘は腕を少し怪我してるね」
そう言ってMyHoneyの腕を掴んだHoneyの腕には切れ傷があった
多分、抵抗した時に切れたんだろう
「くそ…溝と弁慶じゃなくてあそこ殴っとけばよかったかな…」
傷痕残ったらどう責任とってくれるんだよ
「…ま、まぁ兎に角。大きな怪我もなくて良かったです…」
どうした優男さんよ。顔を青くして…若干声も震えてるし…
「あ、あの!もしかして貴方達は新撰組の方ですか?」
すると、ずっと黙っていたHoneyがお兄さんらに詰め寄った
「そうですけど…どうしてですか?」
少し、お兄さんらの纏う空気が冷えた
「私勇叔父様に用があるんです!」
「勇…叔父様?その方の名前は近藤勇さん…でしょうか?」
「はい!そうです!」
「…どうします、一君」
「取り敢えず、連れて行こう。本当に局長の親戚であるかどうかは局長自信に聞かなければならない」
「ほんとですか⁉︎ありがとうございます‼︎」
お?何やら話は終わったようだね
え?その間私は何をしてたのかだって?…地面にへのへのもへじ描いてましたよ
多分5.6個ぐらいは描いてるはず
だって、私関係ないもーん