16.自己紹介は大切よ
兄さんと斎藤さん達の話も終わったみたいで3人が表へ出てきた
「お兄さん等妹のことをよろしくお願いしますね」
「あ、あぁ…」
「それじゃあ行ってくるね‼︎」
「夕刻までには帰って来なね?」
「はーい」
門限に厳しい兄さんを背に、私達は屯所へと向かった
店を出て数分経った頃、斎藤さんと藤堂さんは黙ったままだった
はっきり言おう。非常に居づらい
誰かこの空気なんとかしてくれもう辛い。
そんな時、姫路さんがこの妙な空気をぶち壊してくれた
「そういえば私、貴女の名前聞いてなかったの!教えてくれませんか?」
「そうだったね…私は桜井椿。よろしく姫路さん」
「よろしく!椿ちゃんって呼んでもいいかな?」
「も、もちろん…」
くそっ…そんな不安そうな顔で上目遣いとか反則っ…‼︎
私じゃなかったら鼻血出てたよ絶対!
「私も百合って呼んでもいいかな?」
「うん!是非‼︎やった!京に来て初めての女の子の友達ができたよ‼︎」
「よかったな!百合‼︎」
「うん!」
百合と藤堂さんの背後にはお花畑が見せそうだ
まぁ、でも百合のお陰で空気も和らいだ
あ、そうだ。
「お兄さん等の名前聞いていいですか?」
いかんいかん、忘れるとこだった
本当は知ってるけど念のため確認、確認…
「おう!俺、藤堂平助‼︎んで、こっちが…」
「…斎藤一だ。」
うん、予想は合ってた
クール系が斎藤で犬系が藤堂…てことはやっぱりこの前の優男は沖田だね
あぁ…フラグビンビンに立っちゃったよ…




