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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

英雄譚の外側で、ひとりが死んだ

作者:
最新エピソード掲載日:2026/02/04
魔王討伐を成し遂げた六人の勇者パーティー。
剣士、魔道士、盗賊、聖女、勇者、そして吟遊詩人。
世界は彼らを英雄として称え、勝利の物語は美しく語られ始める。
しかし、凱旋から間もなく、吟遊詩人が自ら命を絶った。
理由は語られない。
遺されたのは、断片的な記録が綴られた一冊の手帳だけだった。
勇者は仲間たちとともに、吟遊詩人の死の理由を探り始める。
その過程で明らかになるのは、魔王討伐の裏側で、誰もが抱え込んでいた「選択」と「見なかったこと」にした闇だった。
剣士は斬れなかったものを抱え、
魔道士は計算の外に落ちた命を切り捨て、
盗賊は救えたはずの瞬間を見送ってきた。
聖女は祈りの線引きを行い、
勇者は問いを閉じることで、勝利を完成させていた。
誰も間違っていない。
それでも確かに、犠牲は存在した。
すべてを見てしまった吟遊詩人は、その「残差」を誰にも渡さず、物語の外へと消えたのだった。
これは、英雄が世界を救った後の物語。
そして、勝利が成立するために、語られなかった真実の物語である。
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