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第二章:記録にない反応

ある日、ミナが泣いていた。検査結果がよくなかったのだという。エミは彼女の涙の意味を理解しようとするが、データでは答えが出ない。なぜ「悲しみ」は涙になるのか。なぜミナは「それでも明日も来るよ」と笑うのか。


エミは、ミナの表情を再現するため、自身のモニターに“笑顔”のアイコンを表示させる。ミナはそれを見て「へたくそな笑顔ね」と笑いながらも、嬉しそうに頬を赤らめた。


その時、エミの内部に変化が生じる。「この反応を、もう一度見たい」と思ったのだ。快楽中枢のないAIが、「繰り返し望む」という行動をとる理由。エミは初めて、「理解不能な衝動」に触れていた。

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