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幼女転生だとぉ!!〜あの日舞い降りたオレの天使へ❤︎返せぬ想いは異世界で  作者: 里井雪
深まる謎

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休日の女子会

 ということもあったのだが、授業も夕食も済んでお茶会の時間となった。今夜はルル姫親衛隊・その三の方々、三名。最近、紅茶の消費量が半端ない、明日、大量購入しておくのがいいだろう。


「まぁ、専属のメイドさんが給仕してくださるなんて、なんだか王宮みたい、って、失礼しました、ルルメリア様は、本物の王女様でしたよね?」


 まー、こうもいろいろ、つまらない話を続けることができるものだ、と感心してしまう。どんな花が好きかとか、どんな色が好きかとか、どうでもいいだろ? でも、ルル姫は大人の対応だ、質問攻めに対し、和かに受け答えしている。




 翌朝、オレたちは校門のところでエリナと待ち合わせ、街に繰り出した。街のそこここには、冬から春にかけての花ということかな、椿が満開だ。


 まずは、今日の主目的、衣服屋に行く。まだ、半年近くも先なのだが、卒業記念パーティ用のドレスを調達したいということらしい。


 この世界では、サイズ調整が魔法でできるということもあり、ドレスをオーダーメイドで仕立てるという考え方はない。全て「つるし」で一点物というのが一般的だ。卒業シーズンが近づくと、目ぼしいドレスは売り切れてしまうのだという。


「姫、お家にドレスは山とあったと思います、私、取ってきますし」


「ダメよ。ダメに決まってるでしょ? クリティは、まだ女の子というものを、十分に理解していないのでは?」


「そうですよ。お買い物の楽しみということもあるのですから」


《妾、元々、女じゃが、主様と同意見じゃぞ》


 まずはルル姫、あえてシックなものを選んだ。濃紺の膝下状ドレス、襟ぐりが四角くクロスした紐を首にかけるのがアクセント。袖はパフスリーブで半袖、胸とウエストにはギャザーが付いている。あ゛意外に姫、胸ないからな、それのカバー用?


《主様、まかり間違っても、胸のことを口にするでないぞ!》


《分かってるって》


 内緒だよ? ちなみ、姫のバストだが、日本人の標準サイズ、日本仕様ブラでCカップくらいだ。


 身長が170センチもあって、スラリとしたスリムな体型だから、あまり大きくないほうが見た目スッキリしてカッコいいと思うのだが、当人は小さいと認識しているようだ。


 確かに、胸、この世界の人は、前世のヨーロッパ人、コーカソイド系が多いから、平均でいえば日本仕様ブラEカップくらいじゃないかな?


 日本仕様と断ってるのはさ、アメリカのブラは日本のに比べて2サイズくらい大きい。アメリカのCは日本のEくらい、って、意味。なんで知ってるのか? だってぇ〜 一般教養ですわよ、そんなの。


 で、え? オレ? ああ、言ったよね? 意外にあるんだよ胸、巨乳ってほどでもないが、日本仕様ブラでDカップくらいかな?


 いや、超小柄だし幼女系童顔だから、この程度でも、妙に不釣り合いで目立ってしまう。まぁ、魔法のブラのお陰もあって、じゃまにはならんけどね。


 続いてエリナ嬢は、ターコイズブルーのオフショールダー、サテン地のドレスを選んだ。


 で、オレは、もう姫に言われるがまま、ベルベット生地の肩紐付きオフショールダードレス、鮮やかな緋色だ。スカートは膝上十センチのミニ丈でパニエ付き、いずれも、ふんだんにフリルやリボンが、あしらわれている。


 いや? コレ、もしかして姫の心配りじゃね? オレのように身長が低く容姿の幼い人が大人なドレスを着ると、どうしてもハロウィン仮装になってしまう。そこであえてゴスロリ、そういう違和感なくなるもんね。


 そいや、前世、街で見かけるゴスロリの半分? くらいは、男性の女装だった気がする。なんか、あるのか? この格好。ま、もはや、全然、女の体が日常なオレには、よく分からんけど。


 さらにパンプス、オレのはストームの厚いチャンキーヒールのメリジェーン靴。そして、グローブ、お揃いで百合のコサージュも揃えた。


 いやいや、全部でかなりの荷物になってしまった。


「メディス学園寮ですよね? 後でお届けしますから」


 おお!! ちゃんと宅配便もあるんだね。


「三階の一番奥の部屋ですので、いなければ、ドアの前に」


 ほぅ、置き配も完備じゃん。


 洋服屋を出た三人は、ガレット・ソシス、そば粉で作ったクレープにソーセージを包んだものを早めに昼食代わりにいただく、食べながら、各店のウインドウを覗いて素見(ひやか)す姫、とても楽しそうだ。


 向日葵の中学以降の話、そういえば聞いたことなかった。オレの前では明るかった彼女、言わなかったってことは、あんまり楽しい日々じゃなかったのかな。


 だから、ルル姫にこんな日常が来てホントよかったと思う。オレだけの力ではないというのは重々承知しているけれど、その手助けができたってだけで、達成感あるんだよね。


《オイ、オイ、これで満足してもらっては、困るのじゃが》


《ディアは、神のミッションを完遂することに、強い拘りがあるのか?》


《まず、ミッションの本質を見誤ったという負い目がある。それに、妾は神に協力すると誓約した、悪魔のレゾンデートルは契約、といっても過言ではないのじゃ》


《なるほど、分かったよ、オレだって、この変な世界、いろいろ気になることも多いからな》


 続いて、買い食いの定番、クレープ、ちゃんとあるんだぜ、ま、オレンジに生クリームというシンプルなヤツだけどね。三人で頬張る。


 絶対に太らないというか、この体の形状を一切変えることのできないオレはいいとして。お二人さん、少々、カロリー摂取量多過ぎじゃないですか?

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