ー 12 ー 最終試験①
ダッダッダ…!!!
未舗装の地面を蹴る音が響く…。
両脇にびっしりと露店が並ぶ通りは、少しお客が減ったとはいえ、都心の繁華街並みの人出だ。
(無論、全員が宇宙人ではあるけれど…)
相変わらず盆踊りのような音楽が、拡声器みたいなスピーカーから流れている。
ダッダッダッダッダ…!!!
そんな中を縫うように、3つの影が駆け抜けていく。
”ちょっ、ごめん!ちょっとどいてくれー!!!”
”あぶないっ!”
ドンッ! “痛っ!” バシャ!!! “やだ、ジュースが!”
”ご、ごめんなさいっ!急いでて!!!”
”こ、こりゃ、やばそうじゃ…(ゼイ…ゼイ…)”
“で、でも、もうすぐそこです…!あっあれだっ!!!”
”こ、コン太っ!!!じ、時間はっ?”
”あ、ああっ!もうあと5秒…!!!”
4…3…2…
ドドドドドっ!!!
”ドアに突っ込めっ!!!”
ドドンッ!!!
ペンネ「きゃっ!!!」
砂埃を上げ、クロロ、コン太、デュラムの3人が頭から飛び込んできた。
まるでヘッドスライディングだ。
砂粒がパラパラと、白い床に舞う。
モーリー「おやおや」
目と口をまん丸にしながら、眼鏡をクイっと持ち上げた。
…
デュラムの宇宙一チャレンジの勝利をもって、3人全員が無事に「虹色キューブ」をゲットできたのは良かったが、ホッとしたのも束の間、試験のタイムリミットが目前に迫っていた。
無我夢中でコミュニティ・エリアの大通りを駆け上がり、モーリーの白いホールに繋がるドアへたどり着いたのだが…
…
クロロ・コン太・デュラム「せ、セーフ…!?」
モーリーが目を細め、腕時計を見つめる。
モーリー「う~む、超ギリセーフ!1秒前!逆にすごいですね、これは」
クロロ「ってことは…!?」
モーリー「いいでしょう。クロロさん、コン太さん、デュラムさん、二次試験通過です!」
3人は、はあ~っと大きなため息をついて、ヘッドスライディングの体勢から、あおむけにひっくり返った。
コン太「ふう〜。よ、良かった〜」
デュラム「いやはや…こりゃ寿命が縮まったわい…」
クロロ「そういや、じっちゃんって何歳…?」
デュラム「はて…?150を超えたあたりから、ちと分からなくなったのう…」
クロロ「どっひゃ~!長生き!!!」
…
落ち着いて室内を見渡してみると、白いホールの中にいる受験者は、ペンネと白州だけだ。
コン太「へっ!?こ、これだけ?(おおっ!あのいかれた兄弟と軍人は不合格か…ほっ、よ、良かった~)やっぱり、あのキューブを手に入れるのには皆苦労したんだろうなあ…」
クロロ「あっ、あのやろう!白州、やっぱり通過したな!」
部屋の隅で腕組みをしている白州の方をキッと睨みつける。
白州もクロロの視線を感じ、フンっと目を細めた。
クロロ「!!!ぐぬ〜」
コン太「おい、落ち着けって!またあの時みたいになるぞ…!」
クロロ「うっ…!」
あの時みたいに…
二次試験の開始前だ。
クロロは一瞬で間合いを詰められ、一切身動きもできないまま殴られかけた瞬間を思い出した。
デュラム「うむ…あやつは本当に底がしれん。気の練度が違いすぎる。完全に達人・超人の域じゃ。今感じている気の具合もとんでもなく鋭いんじゃが、このレベルでもあくまで表面的なものじゃろう」
クロロ「ぐうううっ…!」
コン太「あ、あの…気ってのが良くわからないんですけど…」
コン太がこめかみをポリポリとかく。
デュラム「おお、そうじゃな。ざっくりいうと体を動かすエネルギーのようなものなんじゃが…」
クロロ「エネルギー?オーラみたいなものか?(…オレがもっとガキの頃、レノンも“オーラは、ロボットにおける電気みたいなもの”って言ってた気がする)」
デュラム「ほうほう、そうじゃな。気もオーラもエネルギーも、呼び名が違うだけで指しとるものの根本は一緒じゃと思うぞ」
デュラムはあごひげをクイクイっと引っ張った。
- 気について -
デュラム「気とは普通、目には見えんからの。ちと理解をするのが難しいが、光の明るさで説明すると感覚が分かるはずじゃ。わしもそんなイメージで直感的に捉えておる」
コン太「ひ、光…?」
コン太は光と聞いて、あの排水溝でクロロの拳から湯気のような光が立ち昇ったのを思い出した。
コン太(もしかして、あれが気、ってことか…?)
デュラム「例えば、なんてことない一般の人の気が、線香の光じゃとしよう」
クロロ「せ、線香の光って、あの先っぽのわずかな灯りってこと?」
デュラム「うむ。生きとし生けるものは全て気を持つ。人間だけじゃないぞ。動物も虫も植物だってじゃ。その量や質が違うだけじゃ。生きるためには必ず気が必要で、その気の強さを光に例えると、線香くらい、ということじゃ」
クロロとコン太に目を遣る。
デュラム「クロロ、コン太よ。おぬしらはもう少し光が感じられるの。豆電球くらいかの」
クロロ「ま、豆電球…!」
コン太「あ、あの、ボクもクロロくらいの光が…?」
デュラム「ふむ。それを言うと、若干だがクロロの光の方が強いかの…、今は。まあ言うてもどっこいどっこいじゃわい。コン太、おぬしもしっかりと光が見えておるぞ」
コン太「…!!!」
コン太は自分の両手を見つめた。
コン太(あ、あの排水溝のときのクロロ…、ま、豆電球のわりにすごい破壊力だったけど…そしてボクにもあれくらいの力があるってことなのか…?信じられないけど…)
デュラム「そして、あの白州という少年。今の例えでいうと、車のヘッドライトくらいじゃわい」
クロロ「どっひゃー!それはすげえ!」
コン太「ヘ、ヘッドライト!?(豆電球の破壊力でもとんでもないと思ったのに…!ヘッドライトって一体どれくらいの力を秘めてるんだ?)」
デュラム「これが達人の域というわけじゃ。しかも、あやつの底が知れんというのは、
このヘッドライトの明るさが表面的な感じがしていての。おそらく引き出そうと思えば、もっと光が強まるじゃろう。そして、この光の強さが、先ほどあやつが一瞬見せた動きと強さに直結しておる」
デュラムが目を細めた。
コン太「な、なるほど…分かったような分からないような…。だけど、あいつとボクらにめっちゃ差があることはなんとなく理解できたかも…」
コン太がふらふらと頭を抱えた。
クロロ「な、なあ、じっちゃんはもっとすごいんだろ?」
デュラムは目を閉じて首を横に振った。
デュラム「はっきり言って、わしも勝てるかわからん。手前味噌じゃが、わしも少輪寺では伝説とまで言われたレベルではあるが、それでも自信はないのう」
それを聞いてクロロがうつむいた。
コン太「そ、そんなレベルだとは…。な、なあクロロ。もうあいつに喧嘩を売るのは金輪際やめろよな…絶対、ぜーーーったいに、勝てないぜ」
クロロがうつむいたまま、ぷるぷると震えている。
デュラム「おや、はっきり言いすぎてしまったかの…?」
コン太「い、いや。こいつはきっと…」
クロロ「ははーっ!おもしれえ!すげえやつがいたもんだ!あいつにできるなら、オレにだってきっとできる!絶対に超えてやるからな!」
メラメラと暑苦しいほどの闘気を撒き散らして、跳ね回っている。
クロロ「たかがヘッドライトだと~!オレは太陽になるぜっ!」
デュラム「なんと!」
コン太「こいつ、ポジティブすぎるんだよな…豆電球のくせに」
デュラム「ふぉっふぉっふぉ。まあ前向きなのは良いことじゃわい!」
コン太「そういえば!」
相変わらず、ハンドミラーで化粧直しをしているペンネに声をかける。
コン太「ちなみに、ペンネさんはどうやって…?」
ペンネ「あらあたし?あたしはたまたま、コミュニティ・エリアで使える通貨を持ってたわけ。というか、大抵の通貨はもってるかなあ…地球外のものでも」
コン太「さ、さすがはスパイ…」
- 最終試験 -
”パンパンッ”
モーリーが両手を叩いた。
モーリー「さっ、おしゃべりはそこまでです。早速、最終試験へと参りましょう!」
コン太「えっ!? も、もう!? きゅ、休憩は…」
モーリーがメガネを光らせた。
モーリー「…休むには、いち早くミッションをクリアすることですね。これは実戦でも同様です」
コン太「で、ですよね…」
…
モーリー「では、最終試験を発表しましょう。まず、最終試験の会場は、『我闘山』という北地にある大霊山です」
…我闘山
妖怪の元締めともいえる鬼神「大嶽丸」伝説が残る地で、古代、鬼神「大嶽丸」はこの山に封印されたと伝えられている。
その伝承に伴い、数多の妖怪伝説がこの地域で言い伝えられており、誰もが知る妖怪や異形の元ネタは我闘山にあると言われるほどだ。
妖怪伝承が記されたような古くから、霊山としても信仰を集め、僧侶や祈祷師、霊媒師や呪術師などの修行の地としても歴史があり、世界有数のパワースポットとして有名。
しかし、現在は入山禁止となっている。
入山禁止となっている理由は、一際険しい山肌にある。
現在は休火山と言われているが、その昔の火山活動により、切り立った崖や裂け目、大穴などが至る所に形成された。
さらに、落石落盤の危険がある箇所が点在しており、実際に入山者の怪我や滑落事故が相次いだ。
一方、事故から生還した人間からは、本当かウソか、「妖怪を見た」「幽霊に押された、引っ張られた」といった声も少なくなく、事故と妖怪が面白おかしく結びつけられ、心霊スポットとしても、世界的に有名でもある。
入山禁止となった今でも、夜間に冷やかしで肝試しにくる者や、代々ここで修行をしていたと嘯く祈祷師の類などが山に立ち入っているようだ。
しかし、大きなニュースにはなっていないが、入山者の何人かは行方不明になっている…
コン太「よ、妖怪…」
ペンネ「…確かに、心霊スポットとか霊山とかで、ガイドブックにも載ってるほど有名だけど、マジで結構、人がいなくなってるわよ、この山」
コン太「ええっ!?ほ、本当に妖怪が…?(ごくり…)」
クロロ「なんだ、コン太、びびってんのか!?宇宙人は大好物なのに妖怪とか幽霊には弱いんだな、アハハ!」
コン太「う、うるさいっ!そんなんじゃないわい!」
コン太が顔を真っ赤にしてクロロを小突く。
ペンネ「うふふ、安心して。さっきモーリーからの説明にもあったように、人がいなくなってるのは、地形のせいよ。とがった岩、切り立った崖、足元は穴だらけと聞いたことがあるわ」
コン太「な、なるほど…(い、いや、危なすぎて余計に不安になってきたよ…)」
クロロ「そんで…そこで何を集めるんだ?今回も何かを集めるんだろ?」
モーリーが目を細めて、ほほ笑んだ。
モーリー「…天狗の羽です」
コン太「…はい?て、天狗?天狗ってあの…鼻が長くて神通力を使うっていうあの…?」
モーリー「そうです。天狗の翼から羽を一本抜いて帰ってくる。これが条件です!」
人差し指を立てながら言った。
クロロ「おいコン太、マジで妖怪だったな!」
コン太「い、いや…なんだか…昨日のボクだったらびっくりして飛び上がってたと思うけど…。古代生物やら宇宙人やらを目の当たりにした後は、そんなに驚かなくなったな…」
デュラム「ふぉっふぉっふぉ。わしゃあ、この年でこんな経験ができるとは、つくづく長生きして良かったと思うわい。しかし…。古代生物の鱗、宇宙原産の虹色キューブ、そして、天狗の羽か…。こんな品物を集めて一体何になるんだかのう」
モーリー「ふふふ。最終試験を通過できれば、知ることになるでしょう」
そう言って、徐にデジタル音楽プレーヤーを取り出すと、ホイールをぐりぐりと回しはじめた。
モーリー「さて…。参りましょうか」
ホールの白いドアが「カチリ」と音を立てた…
- 我闘山 -
ゆっくりとドアが開く。
その隙間から、ひんやりとした澄んだ空気が這い出てきた。
モーリーの後に続き、クロロ、コン太、ペンネ、デュラム、そして白州がドアをくぐる。
コン太「…こ、ここは・・・?山?山のどこだ…?」
てっきり、ドアの先は山の麓に繋がっていると思ったのだが…
外に足を踏み出して見渡すと、夕焼け空を背景に、周囲をぐるりと断崖が囲んでいた。
深めの皿の底にいるような感じだ。
断崖はゴツゴツとした岩が剥き出しになっており、ところどころを苔が覆っている。
洞窟のような穴が至る所に空いているようだ。
足元にも小さな岩と穴が点在して広がっている。少し先に青々とした一本の巨大なケヤキが生えている。岩石だらけの空間にはあまりにもミスマッチだ。
モーリー「…ここは我闘山山頂の火口です」
モーリーが手を広げて言った。
モーリー「先ほどご説明した通り、我闘山は、歴とした火山なんですよ。もっとも妖怪伝承があった古代以来、噴火の記録は残っていませんが…」
クロロ「な、なるほど…火口のど真ん中にいるってことか…」
ペンネ「ね、ねえあれは…」
ペンネが顔を顰めて断崖の淵を指差した。
それは異様な光景だった。
夥しい数の古い鳥居が、火口を囲っているのだ!
まるで柵のように…。
ペンネ「なんだか不気味ね…。こんなものがあるなんて知らなかったわ…」
コン太 (…ごくり)
唾を飲み込み、拳をぎゅっと握りしめた。
コン太(…さあ。ここで、これから天狗を探しに行くわけか。
どこにいるのか…あの木の影?断崖にある無数の洞窟の中?そんな簡単じゃないよな。あの鳥居の向こう…きっと樹海が広がっている…。そうか、樹海の中を散策するわけか…
さらに、モーリーやペンネさんの説明から推測するに、相当注意して進まないとケガじゃ済まなさそうな場所だぞ…一応地図をみるか…ってダメだ…さすがにここはGPS圏外か…。くそう、自力で進むしか無さそうだな…
しかし、天狗。天狗か…。…図鑑や漫画では見たことがあるが、いわゆる鼻が長いあの妖怪だよな…いやでも、このイメージはあくまで漫画のものだろ?実際は誰も見たことがない…イメージ先行は危険だぞ…。
さっきの虹色キューブも、果物という想定外のアイテムだったし。
モーリーは羽があると言った…ただそれだけだ。
人と同じくらいの体格なのか、あるいは巨人のように何メートルもあるのかもしれないし、もしかしたら小動物みたいかもしれないぞ。羽がある、それだけが事実だから、固定概念に縛られないようにしないとな…ぶつぶつ…)
クロロ「なあコン太、どうした?そんなヘンテコな顔して。あっ!もしやビビッて小便もらしそうなのか!?そりゃあ大変だな!!!まあ、その辺穴ぼこだらけだから、かくれてすりゃばれないぜ!心配すんな、モーリーに告げ口なんてしないからさ!!!」
コン太「このアホ!だれが小便だっ!このっ!それに100歩譲っておしっこしたかったとしてもな、おい!こんなエコーがかかるような地形で大声で言って、”告げ口しない”はないぞっ!全員に丸聞こえじゃないか!このっ!」
コン太の鉄拳がボコボコとクロロの頭を捉える。
クロロ「痛っ!痛たっ!ムキになるなよ~」
モーリー「こらこら。静かに。もうまもなく彼が来るでしょうから、騒がないでください」
クロロ「え?彼って?」
モーリー「無論、天狗です」
デュラム・ペンネ「!!!」
デュラムとペンネは思わずモーリーを振り返った。
白州「…」
コン太「ええっ?さ、探しにいくわけじゃあ…」
モーリー「ふふふ。前回はそんなミッションでしたね。しかしミッションはそれぞれ。いきなり敵地のど真ん中から始まるものもあります」
コン太「て、敵地のど真ん中って…?」
モーリー「そうです。まさにここが敵地。この鳥居の内側、つまり火口が、天狗の棲み処なのです」
クロロ「え…?」
ヒュウー…と、冷たい風が吹き抜ける…。陽がずいぶんと傾き、紺色の空に、少しずつ星が光り始めている。
ブオッ…ブオッ…
その時、重くドスの効いた翼の音が響いた。
モーリー「…噂をすれば…ですね…」
- 天狗 -
力強く風を切る音は、周囲の断崖に跳ね返り、一層の威圧感を持って空気を包んでいた。
そして…
ケヤキの上空。翼の生えた真っ赤な人影が浮かんでいた。
クロロ「あ、あれが…て、天狗!?」
天狗というと、修験道の衣装、赤ら顔に長い鼻。そして団扇と下駄で飛び回り神通力を使う…
そんなイメージだったが…
目の前にいるのは、まるで格闘ゲームの世界から飛び出してきたような姿形だ!
朱色のマスクに、天を向いて逆立った白髪。「これぞ天狗」といえる長いノーズは、鼻というより円錐型の角みたいだ。
筋肉隆々の体は、ヒラヒラした布ではなく、プロテクターのようなものにピタッと覆われている。
戦うことに全てを注ぎ込んでいる、と体全体で表現しているかのようだ。
コン太「ず、随分と現代的というか…せ、戦闘能力が高そうな天狗ですね…」
モーリー「ふふふ、きっと古代よりああいった格好だったでしょうからね…たまたまこの時代の現代人の感覚とマッチしただけでしょうが…。戦闘能力が高そうというのは、その通りだと思いますね」
クロロ「お、おい…な、なんかもしかして…怒っているのかな?」
口髭に隠れているが、ギリギリと音がしそうなほどに歯を食いしばっていて、左右の口角からは荒い息が蒸気のように立ち上っている。
モーリー「そうですね、激怒していると思います」
コン太「ええっ!?なな、なんで!?」
モーリー「先ほど、ここは天狗の棲家だと言いましたよね。天狗は、自分のプライベートな空間に足を踏み入れられることを、殊更忌み嫌うようです。さらに、我々は事前の断りもなく土足で上がり込んでいる、という状況です」
デュラム「ふぉふぉふぉ、わざわざ、怒らしている、といったところかの」
モーリー「おっしゃる通りです、試験ですからね」
グオオオオオ!!!!
天狗が激昂の咆哮を上げた!
振動が断崖に反響し、ビリビリと大気が震える!
コン太「うう… い、いまから靴脱いでも遅いよね…?」
天狗が地上に降り立ち、翼を畳んだ。
どんな構造かはわからないが、翼は背中側のプロテクター内にぴたっと収まり見えなくなった。
…
この威圧感…
あの黒い塊を排水溝いっぱいに埋め尽くした時のフンコロガシか…いやそれ以上かもしれない…
気を抜くと、金縛りにあったみたいに全く動けなくなる。
モーリー「さあ、最終試験、はじめましょう!」
最終試験は、アイテムの主「天狗」といきなりの直接対決!?
次回、いよいよ戦闘開始!




