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机上にて。  作者: 津良々詩愛
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机の隅っこに独り

この話は書いた当時の自分の心境を混ぜ混ぜして書いたものです。

至らない点も多いかもしれませんがよろしくお願いしますm(_ _)m

やあ。こんにちわ。

いや、こんばんわか。


舞台の隅っこに独り?

それは僕だ。

寂しそう?楽しそう?そう見えるのか?



………まあそんな僕の事はどうでもいいや。


ここにいるとたまにあいつらの声が聞こえてくるんだよ。相変わらずあいつらは賑やかだな。よくそんな体力が持つよな。

それに比べてここは本当に気が楽だ。誰にも触れられずただただ自由を楽しめるんだ。最高だろう?

本当に隅っこにいるから呼ばれる事もないし誰か来る事も滅多にない。そもそも僕がここに存在してる事を知っている人なんて誰もいないんじゃないか?

そう思ってしまうほどここは愉快な思考が出来る場所なんだ。

僕にとってはここに居られるだけで幸せなんだ。

ただ、たまに不安に押し潰されそうでさ。

ここにずっといていいのか。とか、ここにいるだけ?何してんの?何もしてないならいっそ息絶えた方がいいんじゃないか?とか。ま、これはただの一例だけどね。


ちょっと僕の過去の話をしてもいいかい?


…そうか、ありがとう。


前はここにもいろんな人が来ててね、よく話していたんだよ。でもさ、話せば話すほど関係も広がっていってさ。それでいろんな人といろんな所へ行った。だけど行く度に息が苦しくなりだしたりしてさ。みんなの手伝いをしてみたりもしたけれど頑張って頑張って、頑張っても、結局駄目でさ。一生懸命頑張ってやってるのにふざけてるように見られたり。1番悲しいと感じたのが怒号の中ゴミみたいに働いている僕をゴミを見るような目で見つめて笑ったりしている群衆さ。なんでこんな風潮になってしまったんだろうね。人を見下して何が面白いんだ、こっちの立場になって考える事もしないで勝手な事言うなよ。それで内容自体が間違ったまま周りへ拡散?ふざけんじゃねぇ。何回も言うけど、こっちは精一杯頑張ってんだよ、それを見下されたら悔しいんだよ。分かるだろ?分かれよ、屑が。何様のつもり?って聞かれるかもしれないけど僕も所詮、屑なんだよ。でも僕はそれを既に認めている。だってこんな事を吐くことしか出来ないんだもん。屑じゃん?だから屑だろうとなんだろうとどう言われたって僕はどうも思わないんだよ。人間の屑が人間の屑に話してんだよ、平等だろ?



…おっと、つい熱くなってしまった。ごめんね。


まあそんなことがあってしばらく引きこもっていたんだ。そこからかな、人と関わらなくなったのは。もう、本当に懲り懲りなんだ。

でももし君にそんな事があったら、君はそれでも前向きになれるかい?


…そうか。

君は心が強いんだね。羨ましいよ。



あぁ、もうこんな時間か。

散々語ってしまったな、聞いてくれてありがとう。

そういえば君の名前はなんて言うんだ?


…そうか、いい名前だな。


え?僕の名前?

僕の名前なんてどうでもいいだろう?あるのすら分からないのにさ。

まあ、敢えて名乗るとしたら…そうだな。


とでも呼んでくれ。


…え?聞こえなかったって?いいさ、そんな大層な名前でもないし。

まあ君とは会うのがこれで最後かも知れないからね。覚えるだけ無駄さ。もしまた来てくれるというならさ、もう一度夜に来てくれないか。その時はまた、別の話を用意しておくよ。立場上、人と話すことは全然ないからこうやって話をしていると楽しくなってしまうんだ。

さて、そろそろお別れといこうか。

それじゃあ、良い長旅を。

無事を祈っているよ。


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