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Fourth world  作者: writer
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color

紅色は望む。

金色の帰還を、ただただ望む。

紅色は金色を誰よりも信じていた


金色は自らの、そして世界の為に自ら道を切り開いていた


黒色は金色を信じ切れなかった


迷彩は自分が楽しければ他はどうでもよかった


白色は自分の言葉の意味を忘れてしまった


赤色は他者の想いを理解する気がなかった


黄色は金色を信じるつもりがなかった


桃色は金色を主と定め、裏切ることを良しとしなかった


橙色は自らの正義を貫いた


空色は金色だけを信じていた




そして群青色は自分の為だけに他者を欺き、世界を掌の上で転がしたんだ

群青色は嗤った

世界を、人間を、己を嘲笑った

「一体何度目だ?」

群青色の手で淡く光る蒼の石は、まるで主の代わりに泣いているかのようだった

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