ステージ5 始まりは突然に(二回目)
なんじゃこりゃーーーーーーーーー!
ちょっとまてーーーー!
なんでオレはこんな所にいるんだーーーー!
〔しばらくお待ち下さい〕
はあ、はあ
オレは千葉純一
中肉中背でタレ目のそこそこ面がいい
高校生です
今オレは〔THA REGEND〕の
世界にいるのだ
すばらしい、まさにゲーマー達の夢だ
しかし、考えを整理するのに二時間もかかってしまった
我が親友、時人なら二、三分で整理できるのだが
行方不明になってしまったが、いったいどこにいるのだろうか・・・
待てよ、オレも時人もこのゲームのプレイヤーだ
オレがこの世界に迷い込んだなら、時人もこの世界にいる可能性は高い
この考えが正解なら、
時人は抹殺者のアーシェルとして生きているハズだ
「天命だ、まさに天命だ」
そしてオレはLV75の双剣士、クロノだ
親友を捜すには都合がいい
とりあえず、これからの方針は
「情報収集、後足と仲間の確保」
そうそう、て・・・ショートカットの黒髪
ちょっとつり上がった目、顎が尖り
大人っぽさを感じさせる顔立ち
平均的な身長で、未成熟なみずみずしさ
を感じさせる体型
貴女はアーシェルの妹、雫さんではありませんか
なぜここに?
「あんたと同じ理由」
そうですか
「さっさと出発するわよ」
しきられた
しかし雫、いや、セリナはLV63の音術士
詩を詠って攻撃や回復を行う魔法使い系だ
埋め草程度の魔法しか覚えていないオレにはありがたい
待っていろ、相棒