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BLACKREGEND  作者: アーセル
12/31

ステージ9 ヒーローはすぐ近く

お母様が流行り病で死んだのは、私が七歳の時だった


元々お体が弱い上に、仕事で

無理をされていたので、安静にしていれば治る

病気だったのに


姉同然に慕っていた侍女は

私を政略道具としか見ていないお父様に物申したせいで

首になり、会えなくなった


家のせいで友達も作れない私は二人が居なくなって


孤独だった・・・・


だから家出した


サンクワ―ル家の三女ではなく、ティファという

一人の人として行きたくて


そして


あの人に出会った




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




周りの人たちより早く気がついた私は

出口を探して歩きだした


師匠が居ない状態だと何されるか


感だけを頼り進んだ



どれだけ時間が経ったのだろう


私は大きな部屋にたどり着いた


どうやら行き止まりみたい


戻ろうと振り向いた、その時





グルー~~~~





五メートルはある巨大な体


八本ある、長く、太い腕


簡単に人を踏みつぶせそうな、大きな四本足


見るからに強そうな魔物だった


「あ、あ・・・」


恐怖で動けない私に向かって


魔物は腕を振り落とした


ここで死ぬ、その事実を受け入れたくなかった


(助けて、師匠、アーシェルさん)


必死に助けを求めた私が祈ったのは


今最も尊敬する人だった


「世話焼かせるな、この小娘が」


ぶっきらぼうな、一番聞きたかった声


師匠が私を抱きかかえて(お姫様抱っこ)

魔物から離れたところに立っていた


当の魔物は

師匠に倒されていた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ウグ、ししょーーー」


「涙流して抱きつくな、誰が洗濯すると思ってるんだよ」


怒られても、私は師匠に抱きついて離れなかった





アーシェル、コンクリートの地面に鉄のフラグを立てる

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