異世界スタートが暗転なんて冗談でも面白くないっ!
あらすじ!!
転生しました。
意識が落ちました。
~~~~~~
神様が配慮してくれてました。
~~約26298時間12分後~~
「う~ん。」
ここはどこだろう?
「おはようございます。お嬢様。」
「うん、おはようぅ、ランワぁ。」
思い出した!
神様のミスで死んじゃって転生したんだ!
「さぁ!今日はお嬢様の3歳のお誕生日です!急いでください!」
「うん。」
確かこの人はランワさん。お父様が私につけてくれた侍女の人。
それで確か私の名前は、ローラ・カルデリオスだったはず。
カルデリオス伯爵家の長女っていう肩書のはず。
「誕生日おめでとう!ローラ!」
「ありがとう!お父様!」
確か私の父のケイレ・カルデリオスさん。
「おめでとう、ローラ。」
「ありがとう!お母様!」
私の母のマスル・カルデリオスさん。
今世での私の親。
意識が戻って間もないし情報の確認をすべきかなぁ。
たしかカルデリオス伯爵家はヴァレヴィネルス王国の伯爵家。
頭のいい人の多い魔法の名門なはず。
ヴァレヴィネルス王国はガリウネクス大陸1の国で、
この世界には6つの大陸があったはず。
この星は単位の話はまだ習ってないから、
今わかるのはこのくらいかなぁ。
「さぁ誕生日には何が欲しい?ローラ!」
「普通聞くの昨日とかじゃない?お父様。」
こっちとしては今のほうがよかったけど。
「ローラはどこか達観するようになったわね。
昨日まではそんな言葉使いじゃなったわよ。」
「そうかなぁ?」
まずい。多分転生はばれちゃダメな奴だ!
「で、なにがほしい?ローラ!」
「うーん。」
神様が言うには魔法を学ぶのはだいじょうぶだし、
鍛えるのはこの年齢ではだめだろうし、
学問を行くべきかな?
化学とか数学は前世のがあるから後においておけるとして、
生物学、歴史学、地理学、言語学、工業学、あと礼儀作法と技術面、
いったん考えられるのはこのくらいかな。
直近で考えるなら。
「地理と歴史の本が欲しいです!」
「つまり学問書か?今はおもちゃとかそんなものでいいんだぞ?」
「そうよ?あなたはまだ子供なのだから。」
「学ぶに早いも遅いもありません!」
「そこまで言うなら俺は構わんが。」
「本当にいいのね?」
「はい!」
無知は罪なのならば、
知恵は最も尊ぶべきものでしょう!
~~約26時間36分後~~
「こんにちは。」
「……。」
つれ~~~!
何この子無言貫きすぎでしょ。
「もう、何か言いなさいな!」
あぁ待ってこの子のお母さん強制はしないで上げて。
「…私は、リスタ・ヴァリクスタ。」
やっとしゃべってくれた~!
「あなたは、座布団って知ってる?」
「え?」
座布団って言ったこの子?
つまり転生者ってこと?まじかよ。
「しってるわよ。」
「そう。」
「「…。」」
きまずい!!
転生者との会合!