月の俳句、川柳、詩
お父さん
今日の酒
一段と上手いと
上機嫌
月が今宵の
つまみです
黒猫さん
机に向かって
執筆中
皆の小説
読みふけり
月が静かに
笑ってる
猫さんや
月は
饅頭じゃ
ないんだよ
らんかさん
首を傾け
髪なびく
月が照らす
凛とした横顔
スバルさん
タイプ音が
響く中
月は優しく
応援中
敷いた布団に
籠る熱
玉さんの
熱が早く冷めるといいな
お月様にお願い
してみよう
団子さん
今日はお月見
おいしそう
どうぞ猫さん
召し上がれ
Euchさん
のびやかに
響く歌声
お月様
煌々と照らし
拍手喝采
ごくごくさん
深夜に
教科書開いてる
無理しちゃだめよ
お月様
君を優しく
照らしてる
呑庵さん
隣に奥さん
仲睦ましく
共に
お月様
見上げてる
お月様
どうか癒してくださいな
頑張りすぎる
我が姉を
乾さん
昨日は
あなたの誕生日
芽吹いた命に
感謝します
お月様も
祝福してる
えぬさんの
昨日の裏切り
酷かった
お月様の円に
刻んだよ(笑)
ありがとう
出逢いに
感謝
ひとつづつ
噛みしめながら
月を見る
「月が綺麗ですね」
呟く君の横顔に
私は見惚れ
胸躍る
「アンパンマン」
息子の指さす方向に
浮かんでいるのは
お月様
「誰が食べたの?」
息子の問いに
振り向くと
欠けた三日月
浮かんでる
大きいね
今日の月は一段と
だってスーパームーンだもん
え?セーラームーン?
月に変わってお仕置きよ!
月は変わりはしないのに
その声は低くなったよね
人は変化してくもの
ツイキャスが
終わってみれば
もう深夜
月も寝なさい
怒ってる
金色の月に思うは
我の夢
絶対弁護士
なってやる
紋章つける
夢を見る
金色の月に思うは
お饅頭
食い意地だけは
世界一
軒下の板に
陰影の境界線
一歩踏み出し
明かりの中へ
「綺麗だね!」
我が子の瞳に
お月様
ぴかぴかぴかり
輝いて
暗闇を
照らすは
独りお月様
君は寂しくないのかい?
同じ月
あなたも見上げているかしら
遠いあなたに
想い馳せ
今日も眠れぬ
夜が過ぐ
月は嫌い
夜を強調させるから
夜が来れば朝が来る
朝が来れば始まるの
私の苦しい一日が
お布団にくるまりながら
涙する
孤独を感じ
涙する
私の気持ちを
分かってよ
八月と
九月の境に
感ずるは
不安と絶望
孤独感
だって明日は
始業式
大丈夫
月が登ってくるように
明日は絶対やってくる
月を見て
今は亡き君を思う
その丸に
君はいるのだろうか
太陽と月と
12の星
その夢は
神の預言なり
月が誘う
三人の博士
急ぎなさい
神の子は
既に来ているよ
起きなさい
三弟子たちを
起こすのは
月を背にした
救い主
月の光は
届かぬも
神の光は届いてる
祈りの間である
カタコンベ
十字軍
大義名分忘れたり
月も我らを見放した
寝静まる
月夜の中で
動く影
トロイの木馬
勝利の鍵
ひっそりと
隠れて逃げる
フランス王家
月の光が
強すぎる
闇夜に光る
丸い月
二百三高地は
目の前だ
月までも
雲に隠れた
陰気な街よ
かつての栄華は
見る影もなく
ニューヨークは
今日も
不景気
瓦礫の隙間
漏れる白光
敵にも味方にも
降り注ぐ
平等に
超えていく
今は亡き
同胞たちの屍を
国を家族を守るため
月は寂しく
見下ろしている
空襲警報
鳴り響く
月の光を
遮って
敵の飛行機
洗い鳥のごとく
地獄を描く
月明かりをともしびに
妻と子に書く
最後の手紙
私はお国を守るため
この身をとして
戦い抜く
さらば愛しき者たちよ
月の元
陸軍の足音響く
ひっそりと
守られている
玉音放送
「平和だね」
噛みしめられる日常を
当たり前では
ないのだと
そうだ
私は
生きている
月が確かに
輝いている
夜泣きすら
愛おしいのだ
我が子の声
月明かりの下
君を抱く
誰もいない
公園のベンチで
月だけが
私の友と言いながら
両親が
迎えに来るのを
待っている
ありがとう
お日様
お月様
いつも空を
照らしてくれて
あなたの光は
温かい