エルフの村
「ここがエルフの村ですよ」
「「おーー」」
二人の目の先には多くの自然とそれに似合った家などの人工物とエルフたちが生活している光景が広がっていた。
「あはは、それにしてもリアクションが新鮮ですねお二人は。普通エルフ見ただけでそんなにはしゃげませんよ」
テンションが上がってる隣であの長い名前の少女エルナが呆れた様子になっていた。
「いや、エルナさんここに来る道中話したと思いますけど、俺たちの世界ではエルフは空想の存在なんで、本来見られ無いんですよ」
「うーん、何度聞いてもエルフである私にはとても理解できない話ですけどねー」
今、ヤマキとミズカそしてエルナはエルフの村にいた。エルナが助けてくれたお礼にと村まで案内してもらっていた。
その道中で二人が異世界から来た、ということも話していた。ちなみにエルナとは本人が名前が長いからそう呼んでくれと言ったので二人共エルナと言うことにした。
「それでは私は用事があるので家に帰りますので、何もないところですがゆっくり観光していってくださいね」
「エルナさん、ありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ。それでは」
そう言い残しエルナは村の奥の方に歩いていった。
「ヤマキ君ヤマキ君、これからどする?」
「んー、とりあえず一回、一回りしてみよう、何あるかわからないしさ」
「わかった」
数時間後
二人は村の宿屋の部屋にいた
「うー疲れた・・・」
ミズカがベットの上で布団に体を埋めながら呟いた。
「エルナさん小さい村だっていってたからね、俺もびっくりしたよ」
二人は下見のつもりで村を回ろうと思っていたのだがこのエルフの村は無茶苦茶広かった、元の世界だと東京ドーム何個分ですと例えられるくらい広かった。さらに二人は小さい村だと聞いていたのでなお広く感じられた。
「ヤマキ君、気になるものあった?」
体をうつ伏せたまま顔だけヤマキの方に向けミズカ聞いて来た。
「俺が気になったのは図書館かな何個か見かけからどれか一つくらい行って見たいな、ミズカさんは?」
「私は、お店かな、見たことないものだらけだった」
「それじゃあ、明日は別行動にする?それぞれ違う気になったものがあったし」
「うん、わかった」
明日予定が決まった所お互い持ち物を整理しラフな服装に着替えた後、宿屋で食事をとった。
やはりというべきか、メニューは野菜の料理が多かった。