女神は能天気
2話です
女神の発言により多くの人に明らかに動揺が広まるなか山城と二宮の2人は女神の登場にいよいよ興奮がおさえきれなくなりそうになった。
「みんな動揺してるようだけの大丈夫だよー、やる事はかんたーん今から私が君達の居た世界と違う世界に送るから、その世界にいる魔王を倒して欲しいんだー」
(やっぱり・・本で読んだ通りの展開だ)
「朝凪君」
服の袖引っ張られ二宮の方を向くと輝かしいほどの笑顔があった。
「私たち本当に異世界に行けそうだよ」
「うん、多分この後にあの女神から・・・」
「それじゃあ君達に魔王を倒すための力をあげるねー、そーーーれっ」
掛け声と共に両手を思いっきり上げると上から光が降り注いだ。
「わっ・・」
「きゃっ・・」
所々から驚く声が聞こえた。
「はーい、これで君達に力を渡したよー、どんな力かはオープンって言えば分かるから試しにやってみて」
「・・オープンっわ」
山城が言うと目の前に文字が現れた。
『閃光』
〜光のように早くなる〜
「凄い・・」
「朝凪君、見て見て」
二宮の方みると二宮の前にも文字が現れていた。
『守護の結界』
〜絶対に壊れない結界はることができる〜
「守護の結界・・、凄い能力だな」
「朝凪君の力もすごいよ」
「みんなー、自分の能力は確認できたかなー?それじゃいよいよ異世界に飛ばすよー」
2人がお互いの能力褒めあっていると女神が全員に声をかけた。
「でも、最後に一つ異世界に飛ばす前に注意をするね」
その瞬間今まで笑顔だった女神が急に冷たい顔になった。
そのあまりの変わりように全員に驚きが走った。
「絶対にハーム一族には手を出すなっ」
・・・・
一瞬の静寂の後
「それじゃー頑張ってねーバイバーイ」
驚きを残しながら山城達は異世界に飛ばされた。
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